聖護院ダイコンの育て方

聖護院ダイコンの育て方-種まき時期、肥料、間引き、大根の葉、土寄せ、収穫

聖護院ダイコンの育て方

種まきの時期 肥料(1m²あたり) 栽培方法
北海道:7月中旬-8月上旬
冷涼地:7月中旬-8月下旬
中間地:8月上旬-9月上旬
暖地:8月下旬-9月中旬
元肥(例)

・苦土石灰: 0g
・窒素: 6g (N)
・リン酸: 10g (P2O5
・カリウム: 5g (K2O)
・堆肥(牛ふん): 1000g

追肥

・窒素: 0g (N)

種まき方法

種を播く2週間以上前に、堆肥を施肥しておきます。

種は植え穴に点播きか、筋を作って筋播きします。害虫から守るために防虫ネットをかぶせて発芽、育成します。

年内の早い時期に収穫するためには、可能な範囲で早く種まきをします。

収穫時期

種まき後、3ヶ月程度で収穫できます。あまり長い間、収穫しないと、裂根やトウ立ち(硬い筋が根にできてしまう)してしまいますので注意が必要です。

品種によって硬くなるまでの日数は違います。改良品種のように早く育つ大根ほどスジがでてくる期間が早いです。

じっくり型の大根である聖護院だいこんです。

固定種のため伝統品種そのままの野性味帯びたところがあるかもしれません。

発芽後は丸めの葉がおい茂っています。

葉の切れ込みはソフトです。
だいぶ、時間が経っています。

うっそうと茂っていて根元が見えません。

はたして大根はできているのでしょうか?ほとんどせいちょうしていませんでした。

葉は大きくても根が肥大していないのが大根栽培ではよくあることです。

さらに時間が経って霜にもあたって、葉が黄色くなってきました。
根元はまったく大根らしくなっていません。
まだ、葉が美味しくいただけそうなサイズです。聖護院大根は葉が多いので葉を食べると割り切ると、非常にいい大根だと思います。
他の大根と比べて、葉がとてもよく茂る聖護院だいこんです。育てるのは場所をたくさん使います。

普通の大根のように植えると、レタスのようにビチビチになります。

手で中身を広げてみようとしても全く見えません。髪の毛がふさふさで地肌が見えない感じですね。
やっと根元です。これでは全く光が届きません。ある意味、土寄せしなくても、大根の上部が緑変しなくて済むといういい面もありそうです。
試しに株元をみると、しっかりと丸くなっていました。
でも、小さいです。間に合いそうにありません。他の品種はもう収穫時期を迎えています。

純粋な聖護院大根は非常に成長がゆっくりです。改良品種にして速く育つようにしたもののほうが生産性が上がっていいでしょう。

これくらいになると、根元に大根ができています。

根元だけ見ると蕪かと思ってしまいます。

蕪とちがうのは形が細く尖っている、地面の下に潜り込んでいる、ということでしょうか。

それでも、深く耕さなくてもいいので省力栽培向きです。

耕す、不純物を取り除くのは裂根、二根の防止のためです。

有機物肥料で分解されにくいバークチップなどは相当前もって与えておかないと、根が邪魔なものを避けようとして二股になってしまいます。

これが聖護院大根です。

もっと大きくなってほしいのですが、

葉の大きさに比べて全く、大根の大きさが小さいです。

普通の大根ならもっと何倍も大きいのですが、とても、非効率で少ししか出来ない大根ですので、高価な貴重なものなのかもしれません。

もし、 海外で作られて大量に安価で売られていたら価値を見いだせないところですが。

こうみるとすごいです。

まるで株のようですが、大根の葉をしています。しかし、

根が圧倒的に長いのがわかります。大根です。

どこかのタイミングで蕪と大根が混ざったのでしょう??

簡単に起こりうることで、どこでもいたるところにあったんじゃないかと思われます。

不思議な形をしています。

しかし、葉が多いです。

ほとんど葉大根です。
かたちは蕪とはだいぶことなります。大根タイプです。
聖護院ダイコンは葉が多い品種です。

身(根)に対しての葉の量が本当に多いのです。

そして、色が薄くてとても柔らかい葉をしています。同じサイズ、期間のダイコンと比較すると、圧倒的に葉を食べるなら聖護院ダイコンだと思います。

意外なことがわかりました。つい、ダイコンじたいに気がいってしまいますが、葉がおいしいということも重要な事です。

本当に色が薄いです。そして、一箇所からとてもたくさん葉が生えてきますので、間引きして間隔をあけても普通のダイコンならば平気な広さでもあっという間に、隙間ないほどに密集してしまいます。

とり遅れて春まで放置した聖護院ダイコンです。大きさだけなら最大サイズになっているはずです。

さすがに葉が枯れています。寒いとダイコンの葉も枯れてしまいます。

しかし、完全に枯れるほどではありません。

ただ、この時点で、蕾が出てきてとう立ちしているので、す入りのダイコンになっていますので、硬くて食べることはできません。ほとんど。

この春先の状態が一番大きいはずなのですが、それでもやはり葉の大きさの割に身が小さい感じがいなめません。

もちろん、とう立ちして花が咲いているので、繊維質になりとても食べられないので、種を取る目的以外では意味が無いので早めに収穫するべきなのですが得てして取りきれずにこういうものができてしまいます。

生産地などではかなり大きく栽培している聖護院大根がありますが、やはり葉の広がりを見ると、株間は非常に広くとらないといけないので、とても贅沢な大根だといえます。

立派に、茎が立ち上がってきました。もう、食べられない姿です。これが本来の大根の成長が完成した姿であり、こちらのほうが正しいのですが、食物の営利栽培により、ほとんどの人はこういう大根の姿をみることはなくなりました。

しかし、ぜひ、こういう大根を食べてみてガチガチで食べれないよ!と、理解してみることも大事なことなのかもしれません。あたりまえに、スーパーマーケットで柔らかくて白い大根が身近に溢れすぎています。

やっぱり、大きく育たない聖護院大根

ある程度は大きくなりますが、普通のサイズの大根より軽い。

直径は大きいですが、短い分、軽くなってしまいます。

これでいいのか?

多分、だいぶ、ノウハウが有るのだと思います。

桜島大根などは、もっと巨大で、ほとんど、他の地域では栽培不可能と言われているほどで、そういうのもあります。

しかし、そこまで大きいわけじゃないので、いけるとは思います。

もともと、ノーマル大根でも巨大にすることができる作り方があります。そういう方法に比べて、コンパクトな大根を仕上げることもできます。

そういうコンパクトな大根ができる感じだと、やはり、聖護院大根も小さめとなるようです。

聖護院大根と聖護院蕪の違いは???

葉が大根か、蕪で分かるはずだ?

と、思いますが、聖護院蕪はなぜか、大根のような葉をしているようです。

これも不思議で、いつか、出来上がった時に、蕪と大根が混ざったものなのか?という気がします。

しかし、詳しいことは分からないのが、伝統、昔のことの常で、実際そうなんだから仕方がないという気がします。

ただ、聖護院だいこんは、丸大根と呼ばれ、丸から、やや楕円の卵型のように形をしています。これに対し、聖護院カブは、扁平な形をしています。

これはわかりやすいです。

ほぼ丸型に近いものは聖護院大根だと思えばいいかもしれません。

また、大きさも大きいです。

ここでは、肥料が足りない、時期が悪い、間隔が狭いなどと、大きくなりませんでしたが、3kg以上の巨大な聖護院大根も栽培されていますので、ぜひとも、そういうのがあったら買って食べてみてください。

大根でも、漬物、千枚漬けにしてもいいという感じで紹介されています。実際、辛味がさほどなく、カブなのか、大根なのか、、、という感じで、やはり、カブでも大根でも、どちらも千枚漬けにしても良さそうですし、煮炊きに使ってもいいと思います。

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「ガーデニングサプリ」編集部

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