ナガネギ(長葱)の肥料
ネギの肥料としては、なぜか、「燻炭(くんたん)」というものが必ず解説に出てきます。
これは燻した炭という字ですが、籾殻(もみがら)でできた炭のことです。 これをネギを植えるときに撒いていきますが、この役目は肥料としてというよりは、水はけを確保するというような意味合いがあるようです。
つまり、長ネギを作るときに地面の深くに埋めてしまうので、根腐れを起こさないようにという配慮だと想像されます。
そうなると、長ネギには有益でも、葉ネギには必要だとはいえない気がします。
実際、燻炭に栄養がそんなにあるのか?といえば、あまり、ほとんど無いと思います。
ただの植物の炭です。こんなものを化成肥料や鶏糞などと比べたらなんにもありません。枯れ葉などでいいのじゃないかと思います。
つまり、元肥の肥料はとくに必要ない?ような気がします。
あくまでも趣味で作る場合の話ですが、、
もし、化成肥料を使うなら、後からいくらでも与えられますし、元肥が必要なのは、植えつけた時期がいつかによります。
暑い時期、これから成長が始まる時期に植えたなら、いきなり元肥があったほうがいいかもしれません。
また、冬を挟むなら、あまりあたえないほうがいいと思います。
でも、この冬までに急激に成長させて甘くして、鍋にするという需要が多いので、あえて、有機肥料をバンバン投入して甘くて太いネギを作るというのも手です。
必要な分だけを収穫して、春まで持たせるという感じでしょうか。
いいです。
夏は短いですから、冬に入るのは一瞬です。一日が10日くらいの気持ちで焦って苗を植えて大きくしてしまうしかありません。
多分、ネギの使い道によって、太い芯の多いねっとりとしたネギ、細くて乾き気味のネギ、どちらがいいかあると思います。
それは肥料の加減と植え付け時期で決まります。
また、品種によって、決まります。細い下仁田ネギやぶっとい葉ネギは困ります。
ネギの肥料は燻炭や腐葉土だけでなく、やはり、堆肥などが必要!
どうやら、長ネギを植えるときの燻炭や腐葉土は、おまじないとか、微量元素のようなもので、本当に必要な栄養は普通に、配合肥料か堆肥が必要なようです。
特に、栄養分がある長ネギは甘いです。太いです。鍋、焼きネギに最高です。
こういうのは需要があります。
肥料が足りないネギは、細い、固い、繊維が張っていて、肉厚でない!
あまりいいことはありません。ただ、収穫後も日持ちする!
太いネギは、すぐに腐ります。ものすごく臭い異臭を放ちます。
ここだけが利点でもありますが、できればそれなりに肥料は与えたほうがいいようです。
でも、栽培期間が長いので、いつでも自分のペースに合わせて与えればいいので、家庭菜園の場合はほとんど、気まま、気の向くままに与える感じです。
それでも、時間がかかるなどということを気にしなければ、いつかは立派な長ネギができます。
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