園芸屋さんの土は買うべき?ホームセンターの安い土とどっちがいい?

園芸屋さんの土は買うべき?ホームセンターの安い土とどっちがいい?

花や植木の苗は園芸屋さんで買ったほうが確実にいいものが買えます。

管理がしっかりしているからです。

さて、肥料や土や植木鉢はどうでしょう?

園芸資材はホームセンターで買ったほうが安くていいと思っていました。

でも、最近は気持ちが変わりつつあります。

個人的な感想ですがやっぱり、高くても園芸屋さんにあるものの方がいいですね。

これは間違いないのかもしれません。

不思議でたまりません。

同じものが売られていた場合、園芸屋さんの方が1,2割は高いはずです。

それくらいならいいかなと思いますが、でも限られたお金ですから安い方で買うのがいいでしょう。

しかし、だいたい、園芸屋さんで売られているものと同じものはホームセンターでは売られていないものが多いようです。

似たようなものはありますが、微妙に違います。

園芸屋さんの方が割高?

例えば、緑色の10号のプラ鉢を買うとします。

ホームセンターでは500円で買えます。

園芸屋さんでは750円しています。

商品は異なるものです。

高いなと思いながらも苗を買ったから鉢が必要なので園芸屋さんで買っていましたがこれはもったいないかなと思ってホームセンターの500円鉢を買ったのです。

ところが、全く植木を植えるのには適していませんでした。

また、プラ鉢の厚さが薄くてべこべこなのです。

そして、深さもたりません。

見た目のシャープさもなくスタイリッシュに見せたい鑑賞用の植木には不向きでした。

結局、無駄買いです。

自分の仕事が植木鉢を安く買うことだったら少しでも安い方を買ったらいいかもしれませんが、一生で限られた数しか買わない植木鉢を少しケチっても要らないゴミが増えて毛局高く付くだけです。

一般ごみでは捨てられず粗大ごみになったらさらに数百円かかります。

これってもう最悪ですね。

園芸屋さんにおいてあるものはいいものしかない?

何が言いたいかというと?

要するに園芸屋さんにはこれは駄目だというものは置いてない!

ということです。

さすがに植木屋、花屋という看板を出しているのですから、そんな看板に泥を塗るような真似はできないということでしょう。

かたや、総合ショップであるホームセンターは本当にそれ専門でやっているわけではない感が強く、駄目なものでも安くて売れればいいというものが置いてある傾向が強いです。

何でしょう?

ネットが定着してもう安ければいいっていうものは売れない。

100均がどこにでもあるので安いものはどこでも買える。

他じゃ買えない何かがない限りそこから買う理由はありません。

大人気の不思議なお店とは?

園芸屋さんではありませんが、

とてもマニアックな人気がある置物屋さんがあります。

ここはもう、ここでしか買えないものしか置いてありません。

一体、どこでこんなの売ってるの?

というか、ここのお店のものは商品?

売り物なの?

こんなの見たこと無い!

という1点ものだらけで、おまけにものすごくクセが強くて高いんです。

もう、芸術作品の域に入っています。

ところが、これを目指してお客さんが次から次へと入ってきて店長さんに話しかけて楽しそうに話しています。

いつもネットで買っているんです。

とか、ここ来てみたかったんです。

という歓喜の声をあげています。

こんなに喜ばれるショップも滅多にありません。

もう、芸能人かアーティストですね。

ホームセンターで土ばかり売っている?

結局、人々が求めているものが二極化してもう定着してしまった、成熟した市場になってしまったということなのでしょう。

今までは成長期だったので多少駄目なところがあっても少し安くて悪いものでも売れたのですが、もうだめです。

普通のものは安くて品質がいい。

高いものはここでしか買えないもの。

というプレミアムな価値がなければ誰も買わない時代が来たのかもしれません。

ここで大量仕入れ方式でやっているところはもう転換しない限りは先が見えています。

ということもあって、今ではホームセンターでも高い土を売っています。

なんでこんなに高いの?

っていう気がします。

それでも売れているのでしょうか?

売り場のほとんどが高い土が売られています。いろいろなところのメーカーのパッケージに入った高い土です。

中身は同じようなものです。

それが高いのです。

昔は安さが売りだったので、ほとんど無地のパッケージで今の3分の1くらいの値段で買えたのですが、それが今は派手なパッケージに入って3倍の値段です。

園芸屋さんで割高なはずの土を買うのと同じくらいです。

おそらく利益が多くなるように高い値段の土を置くようにしたのでしょう。そして、一番利益が出るから売り場のほとんどのその価格帯の土にしておけば、土を買う人は必ずどれかの土を買うはずです。

そうすればどれが売れても利益が上がるのでいいということでしょう。

ですから売り場のほとんどが高い土だらけになってしまいました。

かたや、園芸屋さんの土を見てみましょう。

たしかに高いです。

でも、「〇〇の土」と書いてあって、「〇〇が配合されています」と書いてあります。

各植物に対して「〇〇の土」が用意されています。

ですから、1種類あたりのストック数は少ないのですが種類は豊富です。

土は物凄いビジネスなんですね。

鹿沼土も産地の地名が付いただけの土なのに誰でも知っている程売られています。

こんな重要な産業となっているので土がたくさん売られているのです。

ところでホームセンターの土は「様々な植物に使える土」というものがメインになっています。

基本的にどれでも同じなのでどれも一般的な配合の土になっているわけです。

かたや、「○○の土」と限定されているものは買う人が限られてくるのですが、本当にそれ専用でしか使えないのでは?

というものが売られています。

これは下手をすれば買う人を選んでしまうため、大量販売には向きません。

でも、「シャコバサボテンの土」なんていうのを買ったら中身は全然違います。

もちろん、「シャコバサボテンの土」はどこのホームセンターにも置いてあるくらいメジャーなものですが、隅に置いてあります。

広い売り場があればどんな商品も置くことができますが、メインとなる売り場にしか注目が集まらないのでほとんどの人が見ることもないのでしょう。

商品限定で探しに来る人もいますが、事前に「○○ありますか?」と電話してから買いに来る人も多いことでしょう。

この時点でもう割に合わない、ネットが使えればネットで注文した方が確実です。

ただ、土という特性上、送料が割高になってしまうため、ホームセンターで買う人も多いものです。

園芸屋さんの土はここが違う?

園芸屋さんではこれがどう違うかというと、

同じように「シャコバサボテンの土」が売られていますが、ホームセンターで売られているものとは違う商品が売られていると思います。

それはなぜか?

決して高くて利益が多く取れる商品を置いているわけではないはずです。

売り場が限られていて、「シャコバサボテンの土」は1種類しか置けないので、確実にいいものを選んで置いて売っているのです。

もし、1種類置いた土が利益が多くてもイマイチなものだったら?

もう二度と園芸愛好家のお客さんは来ないと誓うことでしょう。

ですから、園芸屋さんに売られている園芸資材は専門家が見て確実にいいものだと思えるものしか置いてないはずです。

原則は、ですが。

そんなわけで、肥料や土や鉢を買う時にも園芸屋さんで買うのがいいと思います。

そういうことで園芸屋さんという専門的なお店が少しでも活気をもっていてくれれば嬉しいものです。

コンビニでさえ小売りの専門企業に人気を取られているわけですから、もう、畑違いのビジネスをやっていてうまくいくわけがありません。

小売のプロがやっている夜間営業していないお店の方が安くて新鮮なものがあって接客がすごく丁寧だ!

ということがすっかり定着しています。

働いている人がプロのアルバイトという感じなんです。

かたや、コンビニは24H働けることに意味があり接客よりもタフさが売りの人材が多いようなイメージがあります。

そして、ふと気づけば最後にコンビニに行ったのいつだっけ?

小売店が展開するスーパーには毎日のように行くけど。

と、いうことになっています。

ですので、やっぱり園芸屋さんの専門性には勝てない気がします。

そして、バーコードによってレジ打ちのスキルが求められなくなり、無人会計も可能になったのに今だに人の対応するレジが人気なのも理由があるわけです。

レジの人が居る意味というのがあることに気がつくのです。

そうなると、誰でもレジに立たせる総合ショップと徹底した動作を求める小売専門業では満足感が違うのでしょう。

なにか、「袋いらないですよね?」と不慣れなレジ係に言われてなんとなく腹が立つ心境に近いものもあります。

決済アプリで払えるのに、どうしても現金で支払ってしまう心境にも通ずるものがあります。

安ければ何でもいいんだ!

という当たり前だと思っていたことが人間には耐えられないことに気がついた瞬間です。

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「ガーデニングサプリ」編集部

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