わさび菜の葉、茎、根の特徴-害虫、病気、根腐れ-葉脈、断面、道管、太さ、広がり、写真-食べられる?一葉わさびとは違う?
わさび菜の葉、茎、根の特徴
植物のなまえ(和名) | わさび菜 |
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植物のなまえ(英語名) | wasabina |
学名 | |
葉のタイプ | ![]() |
茎の太さ、長さ | 普段は見えませんが、トウ立ち(花が咲く)する時に、密接した葉が立ち上がりながら伸びてきます。長さは1mくらいになり、太さは直径1cmくらいになります。
また、葉の付け根を見ると、少しだけ茎を見ることができます。 |
根の太さ、張り方 | 根は栽培期間が長いとかなり密集して生えています。 |
葉に現れる病気、症状 | |
根に現れる病気、症状 | |
説明 | wikipediaにもワサビナというページは調べた時点ではありませんでした。
当然といえば、当然ですが、ワサビ菜は山葵とは関係がなく、アブラナ科、タカナなどの仲間、からし菜、マスタードという仲間だと思われます。 それを品種改良して縮れ葉にしたものだと思いますが、かなり、ユニークで有名です。 また、わさび、ワサビという辛さよりも大根の辛さなのですが、どことなく似ています。 それもそのはずで、マスタードの原料は、結局、このからし菜の種であり、この辛味成分で、マスタードを使って代替していた粉の練りワサビが昔から広く使われてきました。 これじゃないと、だめだという寿司料理もあるくらいに浸透しています。 本わさびとあえて言うくらいで、ツブツブですりおろした感じがあるものが生わさびといい、本当の山葵であり、これは独特の辛味で、マイルドです。 これが使われるのは最近では珍しくありませんが、昔はほとんど見かけませんでした。 また、味は全くといっていいほど違う、とくに、辛さが全然違う。 マスタードを使った西洋がらしを使った、練りワサビはすぐに鼻にツーンと来て涙がでます。子供にはこれはキツすぎる辛さです。 本山葵はマイルドでそのまま食べても、キツイ辛さはありません。じわーっと染み入る辛さで、深みがあり、それ自体がみずみずしい野菜を食べているようです。 そう、それは、加工して粉して精製したものと、すりおろしただけのナマの植物とでだいぶ違います。 その、マスタードの方の辛さを生で食べるとどうなるか? 通常は、種を酢漬けにして食べるのがよくありますがそれほど辛くない、また、生の辛さではない。 そこで、このわさび菜はたしかに、マスタードの辛さを生で食べる、生性洋がらし、生マスタードということができると思います。もちろん、種子でなく、葉なのですが、成分は同じだと思います。 それだけの理由ですが、楽しいかもしれません。 また、わりとシャキッとした辛さがありますが、決して涙がでるほど辛いことはありません。 また、火を通すと、一気に辛味は消えます。大根のようです。 火を通すと柔らかくなっても型崩れしないので、肉料理のお供に添えるといいかもしれません。 |
わさび菜の葉の写真、裏側、葉脈
わさび菜の最大の特徴といえば、その葉だと思います。
さらには、葉の独特の辛味成分があることです。この二点で見た目と味においてインパクトを与える野菜で、冬の葉物野菜部門で第一位だと勝手に表彰したいくらいです。だいぶ前から気になっていて、家庭菜園で育てていたりしました。
最近では、スーパーでもよく目にするようになりましたので、認知され始めたようです。
これはいい野菜です。
わさび菜の葉の形はミズナ??と勘違いするような形を生育初期の間はしています。
ところが、これが後半になると、おそらく、寒くなると、途端に縮れだしてどうしたんだろう?というくらいにブチブチに縮れていきます。その様子はまるでスポンジやたわしのようです。
こんな野菜あるなんて、、、と思います。
繊維は硬くて、タカナと関係があるようなことも分かります。この辛さもマスタード特有のタカナ、からし菜系の辛さであると思います。
タカナ系からし菜属、、っていいたいくらいですが、そんな分類ありません。未だ、よく分かりません。ですが、とりあえず、流通していて、明らかに味と形態が似ているので、近縁種でしょう。
これは突然現れたので、改良品種かと思いますが、固定種であり、伝統的にどこかの一部の地域で栽培されていたものが全国流通されたという感じです。
その流通に貢献した種苗メーカーはさすがだなと思いましたが、これだけインパクトがあるんだから、もっと、麻布あたりのレストランでもてはやされてもいいもんだと思います。
そして、切りとって葉を収穫するので、株どりももちろん可能ですが、葉だけをとったほうが効率的です。
ただし、日持ち性を考えると株どりとなるのでしょうか。。
夏と冬では形態が少しことなるかもしれません。しかし、夏場でも十分に縮れるようなら、十分に周年野菜となりえるでしょう。
冬場はほんとうに寒いと、赤茶色くなります。これはタカナに似ている特徴でも有ります。まだまだ、これからが楽しみな野菜です。

若いうちは、ミズナのように葉がギザギザしているだけです。
でも、辛さはこの頃からあります。
寒くなって成長してくると、徐々に葉が細くなっていきます。
この時に葉が縮れていって最終的には平らな部分は皆無になります。
もうほとんど平面はありません。
だいぶ、立体的になってきました。
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わさび菜の茎の写真、太さ、断面、道管
わさび菜の茎は、葉柄は、しっかりとした繊維質で刺のような毛が生えているようにも見えます。
タカナ派ですね。
そして、この葉、茎、ともども辛味があります。
成長して大きくなっても、茎が太くなるといっても、レタス程度です。
レタスのように半分かけた三日月状になった不思議な茎をしています。
それがわさび菜の茎です。そして、縮れまくった最盛期のわさび菜の食べる部分はほぼ茎だとも言えます。

若いうちは、茎は普通の菜種の茎です。
成長すると、太くて、厚みがあって角がある、不思議な茎になります。
しかし、夏という一瞬の祭りを終えると、あっという間に寒い長い冬がやってきます。そういう冬こそがわさび菜などの葉菜類には最高にいい時期です。わさび菜も寒くなるほどに美味しくなる。
これが最高に辛く、縮れるのが寒い時期であり、どんどんと美味しくなります。
人は寒くなるとどんどんと嫌になります。早く、冬があけないかなと願うばかりです。
夏なんてほんとは一瞬しかないのかもしれません。夏かと思ったら、長い秋の雨が続いて肌寒く、そして、台風が来て、一気に冷気を北より、連れてきて一気に冷え込んでしまいます。こうなったらもう、お手上げです。
台風は熱帯性なので暖かい。温かいかと思ったら、その後のシベリア付近の寒気がやってきて冷えるので、夜中よりも昼間が10度も気温が低いなんてこともあったりします。
晴れよりも雨の時のほうが暖かかったりします。こういう中で、つい最近まで冷房をつけていたのに、急に寒くて暖房を付けなければということになります。
新しいエアコンは、今ではどれも温度設定で暖房、冷房切り替わりますが、昔は別スイッチでした。間違えることはありませんでした。スイッチの色が青と赤に分かれていました。
エアコンは、温度だけで見ていると、25度の暖房にしたつもりが、冷房モードになっていたりして、なんだか、寒いなと思っていたら冷房のままであったという残念なこともあったりしました。
しかし、不思議なものですね。25度という同じ設定なのに、冷房でも暖房でも稼働するんです。おかしいです。冷房が付く=25度より高い、暖房が付く=25度より低い、はずなのに両方が成立するっていうことがおかしいです。
それはそうと、夏もほとんどが曇りや雨で、秋も雨で、台風が来て、一気に冬になり、、、、そんな年は夏の野菜はほぼ壊滅てきです。ハウスじゃない、家庭菜園ならではです。
こういう時は冬野菜に期待をして切り替えるべきです。
しかし、こういう年は冬も寒すぎて、冬野菜さえ育たなかったりして、困ることも有ります。
わさび菜の根の写真、太さ、広がり、細かさ
葉の形から分かるように、それほど大きくなく、ほどよく葉数が多い。
これから想像するに見なくても分かるように、太くない根が程よく密集して生えていることが想像できます。
事実その通りで、あまり根張りが強いとはいえず、すぐに引き抜けてしまいます。ただ、細かい根がびっしりとしていて、いい感じの根が生えているともいえます。
この根の謙虚さが成長の勢いにつながっていて、実に、微妙な成長のスピードを見せます。
なぜか、秋から冬の成長初期は、気温は高いですが、あまり成長しません。
少し、保温して栽培するのか、夏場、春に栽培するのがいいのか分かりませんが、冬を超えて、大株になった時点では、1週間毎に切り取った葉がほぼ全て復活する感じですので、その頃の成長が一番いいのかもしれません。これは、この頃のわさび菜の根が一番よく張っているとも言えます。
そのため、根張りがいい=栄養吸収がいい。成長が速いので、すぐに大きくなることが言えます。
もしかしたら、初期は根張りを最大限よくするような土壌で育てるほうがいいのかもしれません。細かい根をよく育てるための土壌、砂質とも言えるのかもしれません。
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