丸茄子(まるなす)の育て方

丸茄子(まるなす)の育て方

丸茄子
丸茄子とは、賀茂ナスなどのナスで丸い、大型に成長させてから食べるナスのことをいいます。いつからか、賀茂ナスがブランドになってしまってから、正式には丸ナスとしか言えなくなってしまいました。賀茂ナスというのは、加茂の地方で認定されたナスだけが名乗っていい名前のようです。しかし、実際には、丸ナスってわかりにくいですね。また、賀茂ナスとして売られているナスもどこかの種苗メーカーのナスのたねを使っているのなら、日本全国どこでも同じ物が作れてしまいます。

丸ナスの苗

改良品種の丸ナスです。

まだ、小さいですが、自分で育苗してここまで大きく育てるのは相当な高温が必要です。

植え付けます。
植え付け後は、ビニールの囲いか、トンネルを付けたほうがいいです。

丸ナスの成長

ナスの育て方で一番気を使うのが、最初の植え付けの直後から気温が上昇して夏になるまでだと思います。
4月、5月はほとんどの日が、ナスの求める気温になっていないことが多いです。
そういう時のためにビニールで囲いをして育てます。これがあるとないとでは、大きな差ができてしまいます。
また、真夏も暑すぎて収穫出来ませんので、失敗が重なると、1シーズンで2,3個しか収穫できないという事態になることもあります。

特に、丸ナスは小型のナスのように若獲りするよりも、だいぶ大型化させてから収穫しますので、なるべく長い期間栽培できたほうがいいと思います。

これは成長して木が大きくなって実がなっています。
この頃には気温は相当に高くなっています。
この時期になれば、もう安心です。

こうなれば大丈夫です。
立派な実はなかなかたくさんはできません。貴重な1個です。

丸ナスの収穫

大きさが違います。艶が違うのは品種が違うためです。

160g

255g
まだ、小さい方ですが、上出来です。

小さい丸ナスは普通のナスと比べるとこんな感じでした。

丸ナスの味

やはり、味がいいということで一番に選ばれる丸ナスですが、ナスなので味はほとんどなく、食感の問題と調理の方法にあるのだと思います。

一番有名な賀茂茄子はその調理された料理としておいしいわけで、何もしなければただの硬いナスとなってしまいます。丸ナスは得てして硬いと思います。普通の使い方でこのナスを使うと勿体無いです。

そのための調理法があるわけですので、やはり、火をシッカリと通して食べるのがいいと思います。いくら火を通しても実が崩れないということが特徴の1つでもあります。

「ガーデニングサプリ」編集部

草と花と自然の力を取り入れて元気になりましょう。

少し変わった園芸情報を発信しています。一般的な栽培方法と異なるものもあります。

標準的な栽培方法は農協のお店などでお聞き下さい。


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