バラの用土に赤玉土とバーミキュライトを使うと成長が止まる!?

バラに赤玉土とバーミキュライトを使ってはいけない?

バラは木なので、やはり、野菜や宿根草のような植物と同じような土の考え方でいけないのかもしれません。

赤玉土

関東ローム層のロームで、粒子の細かい粘土レベルの火山灰から少し粒子の大きな火山灰を40%も含んだ大昔の火山灰を練り潰して粒上にして乾かしたもの。

どうしてこれがいいか分からないが、これしかないのでこれが園芸の用土の主体として使われている。

本当は庭の土を使ってくださいといいたいところが、庭がない人はどうするの?

という純粋な疑問に答える形で園芸業界で大ヒットを記録した、日本でも産出される不滅のロングセラー地下資源。赤玉土。

ぜひとも、一度は使いたいアイテム。

ですが、バラの鉢植えに使うと、赤玉土が多いエリアは永久湿地帯のようなウエッティーな環境を演出します。

このような場所ではカビはおろか、何も成長がうまくいきません。

とにかく、あれ?なんか成長が遅いんだけど?大丈夫?

なんてときはこれが原因で根が調子悪くなっています。

新しい白い根が見られなくなっていることでしょう。本当に赤玉土は培養土に使っていいのだろうか?いや使うしかないから使っている??

悪いものをあえて使わざる得ないこの矛盾。こまったものだ。

軽石

軽石です。火山が噴火したときにガスが入って発泡しちゃったものです。

鹿沼土

軽石ができたときに同時に噴火して上空空高くまで舞い上がった。

それが風に乗って、栃木県の鹿沼地方のとある場所で多く堆積していることに気がついた。

一攫千金。まさに。

美容にも使えることがわかって、これから注目のアイテム。

これでもう、気軽に園芸用土になんて使えなくなるでしょう。

限りある鹿沼地方の地下資源。こんな贅沢な使い方はもう、人類史上ありえないでしょう。

あと、何千万年か経った未来にまた再生されているかも?

ようするに、もうじき、再生可能ななんとかで、、って言われて、園芸の用土なんかに地下資源を湯水の如く使うなと怒られます。

ガーデニングして緑を増やせと言いつつ、ガーデニングを壊滅させる政策、まさに政府らしい、二枚舌。

バーミキュライト

鉢の中で乾燥すると、水分を吸いづらくなって常に乾いている空間を作りがち。

また、他の用土が水やりのたびに下に流れていくに対して浮かび上がる傾向がある。

そのため、鉢の中で根鉢の中にバーミキュライトばかりが多く溜まった部分ができてしまうこともあり。

ほんとバラの鉢植え栽培には注意が必要。

黒土

鹿沼地方に限らず、どこの山でも手に入る土です。

赤玉土の元のロームに山の落ち葉がひたすらに堆積して、ミミズや昆虫たちがひっくり返して、かき混ぜて混合してくれたものがこの黒土です。

世界で最高の土をあなたの手元におそらく最も安く、世界でもこんな低価格で最高品質の土をかえるのは日本だけです。

マジで、最高、こんな贅沢してていいのかな?

贅沢はお金を出せばいいってもんじゃないようです。

こんな用土、オイルマネーがあふれる砂漠地帯やGOLDやダイヤや鉱物資源がたくさん取れる荒野で売ったら、たちまち物々交換してもらって億万長者になれるでしょう。

なんせ、こんな黒土、赤い荒野の地面を何千年も人工降雨を行ってやっとできるかどうかというレアものです。

オイルよりも黒土。魅惑の黒い粉ですね。

難点は船に乗せると船が沈むほど重いということです。そのため、日本の商社もビジネスにしようとは思わないでしょう。

ようするに、赤玉土に腐葉土や有機質のものを混ぜてくださいと言われたら、この黒土がそれをすでに実現しています。

庭に地植えしたら驚くほど成長するんだからバラは庭土でいいはず!

そうです。

地植えしたらめちゃくちゃ成長しますよね?

それが答えです。

畑もすごいですが、庭土と同じ成分です。基本的には。

その地方の自然な土が最高の用土なのです。

それが日本の底力、農業すれば誰でもすぐに花咲かじいさんのように素晴らしいパフォーマンスを出せることでしょう。

腕がいいのではなく、日本が雨が多くて夏と冬があるから、よく育った腐葉土とロームが混合されて最高の土を作り出してくれるということでしょう。

ガーデニングとは悪魔の所業?

いかがでしたか?

実はガーデニングって、地球上の天然地下資源を再現なく採取して、リサイクルされることもなくゴミとして燃やされて埋め立てられて、まあ、埋め立てるならいいのかも?

でも、確実に環境破壊を伴った、持続可能じゃない行為です。

だから、ガーデニングは禁止!

って、そのうち言われると思います。

庭でだけやれ。用土の販売を禁止する!

なんて、お達しがくるかもしれません。それがありそうでないようで近い未来の姿かもしれません。

じゃあ、苗も販売禁止。種しか売ったらいけない。

植物の人権を尊重して、販売のために営利増殖する行為を禁止する。

なんて言い出して、日本に現存する野生化の植物のみ育てていいよと言われるかもしれません。

しかし、外来種の問題を言うと、植物こそ、取り返しが付かないダメージを与えるので本当はだめなんです。

というか、もう手遅れ。

完全に自生しちゃってます。

本当に自然が好きなら良い土なんて、おのずからわかるはずです。

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「ガーデニングサプリ」編集部

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