【本当の開花時期はいつ?返り咲き、くり返し咲き、四季咲きさせる方法?】ピエールドゥロンサールの育て方

ピエールドゥロンサールの育て方

バラに限らず、花は日長条件や気温などの環境条件によって開花するための蕾を作りだすかどうかを決めていくものです。

その条件さえ合えば、同じ品種なら咲くべき時期に咲くはずなのですが、ピエールドゥロンサールというバラは一季咲きと言われたり、返り咲きと言われたり、くり返し咲きと言われることがあります。

ピエールドゥロンサールを返り咲き、くり返し咲き、四季咲きさせる方法

あるサイトでは、「ピエールドゥロンサールは株が充実してくれば秋に返り咲くこともあるが、最初は一季咲きと考えられる」と書いているサイトがあったり、「よく繰り返し咲く」と書いてある園芸SHOPのサイトがあったりします。

園芸SHOPが言うんですから経験上のことなので多分本当に繰り返し咲くんだと思います。

また、ピエールの生産者の方がYouTubeで話してらっしゃるのでは、「ピエールは真夏以外咲くよ」と言っていました。その生産者の方がいうには「花後剪定の切り戻しはほとんどしないで、花柄をつむくらいにした方がいいよ。日光と肥料はしっかり与えて病気にならないように育ててね。」といっていました。

高原のような涼しい気候のエリアでは夏も咲くのかもしれません。

そこの「株が充実すれば、、、」などという条件文はありませんでした。

ということを考えると、一季咲きのつるバラのように日長条件と温度条件がしっかりと決まっているようなものではないような気がするのです。

となると、あとは「樹勢」くらいしか思い浮かびません。

しかも、多くの方の口コミで「株が充実してくると、、」

という木の状態によって変わるような条件なんて樹勢くらいしか思い浮かびません。

つるバラですし、何年か充実させると、、という意味では、地植え栽培でのことだと思います。

なおさら、樹勢が関係しているのではないかなと思ってしまいます。

地上でも何年かすれば根もいっぱいになってきますし、古枝も残っていてあまりのびのびと成長できる状態じゃないと思います。ましてや、樹高が数メートルになっていて10メートルを越えてもどんどん伸びていくバラというものはあまりありませんので、樹勢が落ち着くと考えることもできます。

そんなわけで、まずは鉢植え栽培で樹勢を抑えて育ててみて一年間にどれくらい開花させられるかを検証してみたいと思います。

ピエールドゥロンサールの樹勢を抑える方法

  1. 鉢植えで育てる
  2. 行灯仕立てにして樹高を低く花数を多くする
  3. 1番花が終わったらたくさん摘葉する
  4. 新芽が多いところは除去する
  5. 新枝を摘心する
  6. 肥料は控えめに
  7. 2番花以降も同様に

ピエールドゥロンサールの開花の様子

ピエールドゥロンサールこの年の4月に大苗を購入しました。国産ノイバラ台木苗だと思います。

その年の5月からの様子です。株は成熟しているとはとても言えません。太いU字型の枝が1セットと細い申し訳程度のU字型の枝が1セットという苗でした。これでも4,000円以上していますのでちゃんとした苗だと信じたいところです。

1番花は6花程度で枝葉はスカスカでした。とくに株元は何もなくてトゲトゲした枝だけで上の方に葉や花が付いている状態です。

つるバラなのでこれでいいのだろうと思います。

1番花の開花

1番花が開花しました。

5月の初旬です。開花が進んでいます。

開き始めた蕾です。

勢いの良い枝から1本から3花の蕾が出蕾しています。

開花中でもすでにわき芽が育って伸びています。さすがはつるバラといったところでしょう。
開花が進んだところで新芽以外の葉はほとんど摘葉してしまいました。
この後、花がらを切ったところで新芽以外の葉が0枚という状態になり、トゲトゲのバラ線の針金のようなバラの枝を行灯仕立てに支柱に回して誘引していきました。

ピエールドゥロンサールを行灯仕立てに誘引する

1番花が終わってすべての咲きがらをカットして新芽以外の葉を全てカットしてしまいました。丸坊主の状態となりましたが、2週間経過した5月の4週目頃にはだいぶ赤い新芽が伸びてきました。もうほとんど以前と同じくらいの葉の量になりました。

1枝から1つの新芽だけということはなく、1枝から3~5個の新芽が伸びてきました。このあたりからもピエールドゥロンサールがつるバラで巨大なアーチを作れたりするくらい樹勢が強いということがわかります。

1箇所から2つの新芽が伸びてくるものが結構ありました。

これは1つだけカットして一箇所に1つの新芽が伸びるようにしました。あまりに混み合いそうなところは新芽を除去しています。しかし、まだ、大苗を購入して2ヶ月程度なのでまだ新芽は残して次の花のための枝にしたいと思います。

支柱を外してみると

3本に見えますが4本枝の大苗でした。いい苗は売れてしまった後でした。
それにしても樹形が綺麗ではありません。ツルバラですしこれが普通なのでしょう。

この太い2本の枝がU字というかほぼくっついていて割り箸のようになっていました。

太さもあって硬いので曲げることができません。無理をしたら根が折れそうです。

購入したピエールドゥロンサールはU字型の音叉のように2つの枝が伸びている苗でした。これは悪い苗なのかもしれないと思いましたが、性質上、このような伸び方をするようです。太い枝を残してU字型になっているなら短い支柱で誘引して広げてやればだいぶまともになります。

ピエールドゥロンサールの花芽の花枝は上の方に行くと徐々に長くなっていきます。枝の長さに伴い、葉の数が増えていきます。

これがどういうことかというと、上に方に行くと花芽に付く葉の数がどんどん増えていき、最終的には蕾が付かなくなってしまうのではないかと思われます。

頂芽優勢で上の方に栄養が集中しないように行灯仕立てで均等に各新芽に栄養を送り、葉の枚数が多すぎる枝はカットしてしまいたいと思います。

また、行灯仕立てというか、バラではオベリスク仕立てと言ったほうがいいのでしょう。でも、そんな1.8mのオベリスクを作ることなんて考えていません。

その年に伸びた分は切り戻して、鉢の株元付近から花が付くようにベーサルシュートも巻きつけていきたいと思います。

こうすることでオベリスクの高さだと、ツルを螺旋状に巻きつけていってもさすがに1.8mまでいくと上の方の新しい枝に花枝が集中してしまいそうなので高さは出しません。

また、鉢を台座の上に置いているのであまり高くなると不安定になるので扱いづらくなります。そのため、背の低いオベリスク、つまりは行灯仕立てがいいかと考えています。

今の状態ではまだ花の数が分かりませんので、返り咲きか、繰り返しざきか、四季咲きかの判断は難しいと思います。

行灯仕立てに誘引してみる

ぱっと見では最初の写真とほとんど変わらないように見えるのですが、若干、全体的に枝を下げています。

樹高60cmが40cmに縮小されました。

この差は大きいです。支柱の長さが地上部が60cm程度なのであともう1回分咲いた枝を誘引することができそうです。

それ以上は支柱を長いものに変えます。

かなり手間がいりますが、これでも楽なものです。大きい壁に誘引していたらとても大変です。

行灯仕立てではしっかりと地面と平行に近いように誘引していきます。

それでも花が咲いてカットして次の新枝を出したらまた上に登っていきます。

やっぱり、下の方はスカスカになり上の方へ花がシフトしていくことでしょう。ただ、次の花が咲くかは現時点では分かりません。

下の方のスカスカは低い位置からシュートが何本か出てきていたのでそれを巻きつけて使うことにします。

地植えでは株が充実しないと枝を横に誘引できないし、一季咲きになるかもしれない

ピエールドゥロンサールは地上にして大きなものに誘引する場合、たしかに株が充実しないと枝を横に誘引できないです。枝が数m伸びるまでは上の方に伸ばす育て方になると思いますので、上の方ばかりが茂っていき、過繁茂になって花が咲かなくなって一季咲きになるかもしれないと思いました。

本当のことは細かく調べないとよく分かりませんが、新しく伸びた枝を水平に誘引するという作業が大事だとすると、地植えではできません。

枝が伸びるたびにはしごをかけて茂りまくったツルバラの新枝を1本づつ紐で縛っていくなんて考えただけでも嫌になります。

2番花の出蕾

6月5日ですが、2番花の蕾が1つだけ確認できました。赤い新芽は20個くらいありますが、まだこの1個だけに確認できました。これが全ての新芽に確認できるようになったら凄いことです。

この1個だけに蕾が確認できたのは新芽が葉を展開してから最初の左右対称に伸びる双葉のような葉を除いて7枚展開した後のことです。

他の新芽はまだ7枚も葉が展開していません。

他のよく花が咲くバラが2番花にそなえて4,5枚の葉を展開して蕾を付けていたのでそれに比べると日数はだいぶ遅れることになります。

そのため、ピエールドゥロンサールは大苗を買って植えたばかりだし今年は一季咲きかと思って諦めていたのです。

でも、どうやらちゃんと大丈夫なようです。2番花は咲くようです。でも、この葉の枚数というのもピエールドゥロンサールでは株の上部にいくほど増えていって花までの枝の長さが伸びるという情報があります。

ですから、全てがこの葉の枚数で出蕾するわけではないと思います。しかし、行灯仕立てにして葉をむしっただけで繰り返し咲いてくれるならかなり嬉しいことだと思います。

鉢植えにしているのでもうこれ以上新芽を増やすことはできないので2番花が終わったら横に誘引せずに花柄をカットしたら枝はそのままにしておこうとおもいます。こうすることで、新芽はあまり増えずに1本の枝から1本くらいの新芽となれば過繁茂にならずに済むかもしれません。

でも、樹勢の管理はほんと複雑で頭がこんがらがりそうです。

行灯仕立てに誘引してから20日後の様子

場所を取らないコンパクトな姿にできる行灯仕立てに誘引してから20日間が経過したところです。6月の中頃になりました。

新芽がいたるところから伸びています。さすがはツルバラです。

枝を横に水平に誘引すれば各枝から新芽が伸びていくイメージです。

誘引時は5本くらいの枝だったところから20本の新芽が伸びています。

これで花が咲けば4倍に増加したピエールの花の返り咲きの2番花をいきなり見れることになるかもしれません。

と思った矢先ですが、このままでは駄目だと断念することにしました。

蕾の数が2個しかなかった

こちらは10日前に確認できた蕾です。もうだいぶ大きくなってきました。あと、2週間以内には咲くでしょう。

こちらは最近になって出蕾したまだ小さい蕾です。日長条件(日照時間による花芽分化)の影響はおそらく無いのだと思います。

これで2番花として2つは花が咲くことがわかったのですが、開花時期が10日くらいずれて咲くと思います。

これは切り戻してから一斉に咲くタイプのバラとは違った感じになるということです。上手くいけば途切れなくパラパラと咲いてくれそうな感じがします。

なぜ2枝にしか蕾がつかなかった?

これがピエールドゥロンサールの様子です。他の品種のバラと同じ時期かそれよりも遅い時期に咲きがらの切り戻しを行ったのですが、他のどのバラよりも葉が茂っています。

普通に考えたら枝を水平にしたら、新芽がいくつも出てくるから1本1本の樹勢は弱くなると思うのですが、それでもまだまだ、強いです。

下のほうが完全に暗闇になってしまうくらい葉が茂っています。

そして、元気な枝には葉が10枚も展開しているのに一向に蕾が出蕾する気配がありません。今出蕾している2本の枝には葉が7枚と4枚展開しています。

これではもう駄目だと思いました。本来は2年目の大苗なんですから株を大きく育てておきましょうというところですが、この検証では鉢植えでコンパクトに仕立てて年中花を咲かせられないか?ということが目的になりますので容赦はしません。

こうなったら、樹勢を抑えるしかありません。

ではどうやって樹勢を抑えることにしましょうか?

肥料を切る?光を当てる?それとも摘心??

肥料を切るということで樹勢を抑えることは一般的ですが、これから肥料を与えなかったとしてもすでに成長してしまったこの樹勢の強さには無駄なことです。肥料を与えなかった効果が発揮されるのはもっと何ヶ月も先のことになるでしょう。これではおそすぎます。

もっと即効性のある樹勢のおさえ方はないでしょうか?

それならば太陽の光がよく当たるところに移動する?

これも一般的な植物全般に知られていることで、花が咲くように直接光がよく当たるようにするというものです。

しかし、今さら移動できる場所がありませんでした。移動してもせいぜい30分多く直接光が当たるくらいにしかなりません。やら無いよりはマシなので移動はしました。

次に最終手段ですが、

最も有効で最も知られている技があります。

それをやるときが来ました。

摘心です。

摘心といっても咲きがらを切るのと同じことです。

とにかく、勢いの良い枝は全部、2節残してカットしました。

しかし、この方法でやると樹勢は落ちるかもしれませんが、花が小さくなるかもしれません。しかし、それを考えてもこんなトゲトゲの巨大なツルバラを一季咲きにしてぬくぬくと育てている余裕はありません。

大きくすればトゲのリスクが高まります。こんなの身長よりも高く仕立てるなんて絶対やりたくありません。太い枝になって凶器のようなトゲが付いた枝を跳ね返ってくるのを恐れながら脚立に乗って誘引するなんて、プロの庭師にお願いするくらいしかできません。

こんな厄介者になりそうなピエールドゥロンサールをなんとか再び、世界一の座に返り咲かせたいということからこの検証を頑張っています。

文字通り「返り咲き」してくれたらいいのですが、でも、世界で一番植えられているバラであり、ピエールという愛称で呼ばれるとても身近なバラです。

世界はバラに支配されているというくらい全てがバラで成り立っています。

ですので、この気難しいバラを上手く管理できるようになったらおそらく物凄い技術が手に入るかもしれませんね。

そんなことを妄想しながらやっています。

樹勢を落とすために摘心する!

元気過ぎる枝をバッサリとカットしていきます。もうこれ以上背丈を伸ばしたくなかったので、新芽を2節残してカットしました。

 

本当の返り咲きや四季咲きのバラなら本当に勿体ないのですが、咲かないバラはただのトゲトゲなのでさっさとカットしていきます。

こんなになりました。

20本の枝のうち12本の強そうな枝を摘心しました。摘心というよりは切り戻しですね。それも強めの。強剪定とまではいきませんが。

今は6月中旬、ちょうど今も来ていますが、スコールの季節です。

もう、この時期になると暑くてたまらない!

という日や、

寒くて上着が欲しい!

という日や、

突然のスコールが降り注ぐような日が交互に訪れてきます。

10年前からモンスーン気候になった?

いや、温帯気候だったはずの日本ですが、こんなことになっています。バラも熱帯の植物のように驚異的なスピードで成長していくと思いますので1週間も経てば蕾が見られるかもしれません。それを願っています。

2節残しで摘心され無残な姿になったピエールドゥロンサール

切り戻した枝は挿し木にする?

勿体ないので、なんとなく2節を残して切り戻した枝を挿し木にしてみます。2節分の枝を1本にしてカットして、葉は最小限だけ残して切り取ります。

あとは先端をカッターでカットしてティッシュペーパーを巻いて土に挿して1ヶ月くらい待ちます。それだけでこのピエールなら発根して伸びてくるでしょう。接ぎ木とはいえ、ツルバラでこの樹勢があれば余裕でしょう。

ただ、このトゲトゲの巨大なツルバラがたくさん苗ができても全く持て余してしまうので実際にはやりません。これがもっとレアなおとなしいバラだったら嬉しかったのですが、茎をカッターでカットしている時に指にトゲが深く刺さってしまい、全くやる気がなくなってしまいました。

これは家庭では本当に小さく仕立てた方がいいような気がします。

2番花の開花

6月下旬に二番花が開花しました。

花の形は気温が上昇して変わってしまいましたが、ピエールです。

株全体としてはこのような感じです。蕾は2つ出蕾しました。1つが開花しています。

もう1つはこちらです。これで1週間以上の長い期間に渡って楽しめそうです。

先日の摘心により新芽がカットされています。1週間程度でしょうか。

まだ、新芽は見られません。

 

ピエールの凄いところは元の枝と同じか太いくらいの新芽が伸びてくるところです。さすがつるバラです。また、伸びていた新芽を2節残して摘心したのですが、この後2節から新芽が伸びてきました。これで新芽の数が2倍になったという感じです。

しかし、ピエールドゥロンサールの樹勢には驚かされます。

国産ノイバラ台木なのですが、それにしても強すぎて地植えにしていたら手におえないのではないかと思います。

鉢植えでこれだけ旺盛ならば地植えでは樹勢を抑えることはたぶん、無理だと思います。

この鉢植えの方法でもこの後、三番花が咲いてくれるのかは分かりません。真夏になってきますので咲いても小さいのですが、それでも咲かないよりはマシです。

樹勢が強いので株が弱るということも考える必要も無さそうです。

16Lの10号鉢ですが、大苗を植えて2ヶ月後には土の表面にびっしり根が張っていました。中身はどうなっていることやら、、という感じです。

ピエールドゥロンサールの秋バラの開花

ついにピエールドゥロンサール、秋バラの開花です。

と言いたいところですが、大苗を植え付けた鉢栽培では秋になっても花は咲きませんでした。1つも咲きませんでした。10月の下旬になっても咲いていません。おそらく、この後咲くこともないとは思います。

かわりにバラ園のピエールドゥロンサールを見に行きました。

10月の中旬から下旬というだけあってかなり寂しげな姿になっています。

どうしたんだろう?

何かトラブルでもあったの?

という感じがしなくもありませんが、コロナショックによる世話不足ということではないと思います。

通常通り剪定をして来年に向けて形を整えているところだと思います。

ここのバラ園は全体的に寂しい感じだったので施肥や農薬の散布などの作業ができなかった可能性があります。

そして、もう1つの管理が途切れていないバラ園に行ってピエールドゥロンサールを見てみました。

こちらは秋だというのに秋バラがとても元気です。

太くてしっかりとした茎と綺麗な葉です。肥料と農薬を切らすことなく秋まで育てたという感じが伝わってきます。

葉が1枚も虫食いや黄色くなっていないところが素晴らしいバラ園です。

都市部に狭くて密集させて作ったバラ園で管理がしっかりしています。

ここのピエールドゥロンサールはどうだったかというと、、、

やっぱり駄目でした。

もう、途中で棄権したかのように枝がバッサリと短く切られてしまってもう咲くどころか成長も止まっている感じです。

ただ、ここのピエールドゥロンサールは日陰にあったので冬場の日照では直接光が十分に当たらないのだと思います。

おそらくそれが理由で断念したのだと思います。

決してピエールドゥロンサールが秋に咲かないということではありません。

たしかにあまり手入れしていないバラ園でも少ないながらも開花していました。蕾もまだいくつかありました。

おそらく、今までも断続的に蕾が現れては開花してを繰り返したいたのだと思います。

3mくらいのオベリスク仕立ての大きなピエールドゥロンサールですが、5~10個程度の蕾と開花が確認できました。

ほぼ、1枝からの開花ということになります。

こんな感じなのでしょう。

本当はピエールドゥロンサールは返り咲き?くり返し咲き?

返り咲きか、繰り返しざきかの判断は花数の程度にもよります。

完全な四季咲きの場合は日長条件に関係なく真冬でも気温が成長限界までは開かないながらも蕾を付けます。ハウスがあれば開花させることもできるでしょう。

秋にもしっかり咲くかどうかは品種の特性によるところで返り咲きや繰り返し咲きとはあまり区別されていないような言葉の使われ方をしているようです。

返り咲きや繰り返し咲きの違いは2番花以降の花数の程度により区別しているようです。

どこで判断していいか分かりませんが、販売店の説明では返り咲きや繰り返し咲きというのが多いのですが、多めに書いているところも多いです。

でも、ちゃんとしたSHOPは輸入苗ではなく国産台木を使って育成した苗は輸入苗の開花特性よりも実際に国産台木で確認した開花特性を記載しているところがあります。

こういったPRのためだけに嘘を付くようなことをしないSHOPから買うのがおすすめです。

そこはいつもとても混んでいて到着まで凄く待たされますが、信頼できると待てるものです。

ピエールドゥロンサールの本当の開花時期はいつ?

ピエールドゥロンサールの本当の開花時期はいつかといえば、良くて返り咲きなので、2番花以降、夏や秋に咲く花の量は春にはおよびません。

そのため、5月初旬の春シーズンがピエールドゥロンサールの本当の開花時期といえるでしょう。

ただ、ポツポツと返り咲きでも行灯仕立てにしておくと枝数が多いですのでそれなりに花数が増やせるような気がします。これは実践して写真をアップしていきますのでそれを見てください。

とりあえず、一季咲きで5月初旬に咲いたらそれで終わりというのではあまりにも寂しすぎます。大きくなるピエールだけに場所を取るので存在感があります。

葉っぱも大きいので日陰になってしまいます。咲かないのならちょっと邪魔者だと感じてしまうかもしれません。

世界一たくさん植えられているバラの品種で殿堂入りしているバラですが、開花が繰り返し咲きじゃなければ殿堂入りまでいかないような気がします。

ただ、花の大きさと美しさはバラの中でもトップクラスだと思います。

ピエールドゥロンサールを返り咲きさせる条件とは?

鉢に新しく植えた年でも2番花までは咲きました。

その後、建物の影になって直射日光があたる日照時間がとても短くなってしまい、秋には15分以下という悲惨な状態になってしまい場所を移動しました。

当然のごとく秋バラは咲きませんでした。

また、日当たり抜群のバラ園のピエールドゥロンサールは秋バラの季節に返り咲いていまいた。

ただし、大きな株でも1枝から蕾が出て開花しているだけです。せいぜい、1株で5~10花程度でした。

これはおそらく、増やせるような気がします。ちょうどコロナショックの時期と重なってほとんど管理作業ができなかったのだと思います。

肥料も農薬もやらず、何も手つかずの状態で春から秋まで過ごしたバラがどうなるかは想像できると思います。

おそらく、枝だけになっていたことでしょう。。。

きっと、肥料を与えて農薬を散布して水やりを霧状にしてハダニにも気をつけて葉を落とすことなく枝を成長させた場合はもう少し咲かせられると思います。

ただし、十分な直射日光は絶対条件です。

もっともっと管理が行き届いて夏の間も肥料と農薬を忘れなかったバラ園でも秋になって日陰になってしまったピエールドゥロンサールは開花していませんでした。

管理が行き届いたバラ園なら秋でも咲かせられるはずですが、どうしても日陰には勝てなかったようです。0

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「ガーデニングサプリ」編集部

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