山下公園(やましたこうえん)
神奈川県横浜市中区山手町114にある公園内の無料のバラ園です。
山下公園は全国的にもとても有名な公園ですが、バラもたくさん植えられていることで有名です。
約190品種、2650株のバラを見ることができます。
1品種あたりの株数が多いのが特徴です。1品種平均にすると20株以上植えられていることになります。
実際には大きなボーダーを1つの品種のバラで植栽しているといった感じで100株くらい植えてあるのではないかという品種もあります。
品種ごとに分けられたゾーンでも同じ品種が少し離れたところにいくつか登場します。
基本的に品種を見るためのバラ園ではなく、バラを使ってアレンジした公園というイメージです。
ロケーションがいいのでバラも風景を演出するアイテムに過ぎません。
1つの1つのバラというよりも全体を風景として見た時の良さを見出すのがいいといえるかもしれません。
そのため、バラの品種が書かれていないため分からないものもたくさんあります。
そういうことではなく、公園を眺めたときに美しいかどうかとう観点で作られているからだと思います。
また、春がメインで秋は結構寂しい感じになっています。
これは植栽するオブジェが大きなものが多く、つるバラが多いためだといえます。
つるバラは昔ながらの一季咲きのものがメインになっていますので春に観る方がだいぶいいと思います。
バラ園のようにアーチ1箇所ずつが違う品種になっているということはありません。
全部同じ品種でその場所を演出しています。
これは一斉に咲くので春の見頃に行くと圧倒されるはずです。
ここのイギリス風の植栽はアイスバーグづくしです。ただ、残念なことに秋バラの季節にいったのでつるアイスバーグは開花していません。下の公式HPに春の様子が載っていますので参考に見てください。全く違う光景が広がっています。
スタンダードローズのアイスバーグとつるアイスバーグで植栽されています。スタンダード仕立てのバラはあまり見かけませんが、この近くの新しくなった横浜市役所の前のバラとダリアの庭園でもたくさんのスタンダード仕立てのアイスバーグがありましたので、この一帯で流行っているのかもしれません。
おそらく、海外の方がスタンダード仕立てのバラはメジャーなのだと思います。
背が高い人が多いからかもしれませんが理由はよくわかりません。
秋だったので四季咲き性の強いこのクレムゾンレッドのバラがよく目立ちました。ほんとうにたくさん植えられています。
草と花と自然の力を取り入れて元気になりましょう。
少し変わった園芸情報を発信しています。一般的な栽培方法と異なるものもあります。
標準的な栽培方法は農協のお店などでお聞き下さい。