【小粒の伝統野菜のそら豆】讃岐長莢そら豆(さぬきながさやわせそらまめ)の育て方と成長の様子

【小粒の伝統野菜のそら豆】讃岐長莢そら豆(さぬきながさやわせそらまめ)の育て方と成長の様子-種まき方法時期、収穫時期目安、肥料、支柱は?

そら豆を育てるのは楽しいです。

なんででしょうか?なんだか、とても楽しい気分になります。不思議です。

冬の寒い時期に種まきをするのですが、出来上がるのは来年の春です。しかし、そのそら豆の種である、大きい豆がなにか、縁起物のようなそんな気持ちになる野菜です。

発芽しても鳥に食べられてしまうことがあるので注意が必要なのですが、発芽して少し大きくなってしまえば、なんとなく、見ているだけで、どんどんと大きくなり、春先にどんどんと綺麗な花が咲いて、大きな立派なサヤができ、それを収穫する喜びは結構大きいです。

冬から春先の何も実がとれない時期に唯一収穫できる実のとれる野菜だからなのかもしれません。それに空を向かって上を向いたサヤがなんとも豪快で、さやの数も枝が隠れるくらいにたくさんつきますので、なにか嬉しい気持ちにさせるのだと思います。

そんなことを考えながら、寒い時期にせっせとそら豆の種を播いているのだと思います。

しかし、天敵のアブラムシはよってくるものです。もう、ほとんど春はアブラムシに囲まれてしまい、戦っている気がします。

ソラマメの育て方-成長の様子

讃岐長莢そら豆というそら豆です。

おそらく、伝統品種なのだと思います。少し小ぶりのそら豆で、一般的なそら豆よりもだいぶ小さいです。

1つの莢が長目に伸びて、5,6粒の豆が入ることもあるようです。

小さいですのでボリュームは少ないですが、数が多い方がいいという場合にはいいです。

赤いのはチラウム粉をまぶしてあるためです。わかりやすいように色を着けています。

何よりうれしいのは安くて沢山入っているというお買い得感のあるそら豆のたねであったからです。

安いのには訳があるのか?とおもい疑っていましたが見事に全部発芽しました。

しかし立派です。どやら讃岐地方に伝わる、ニホンでもかなり古いそら豆の伝統品種のようです。

しかし、欲張って植えすぎてしまいました。

エダマメだったこんなにたくさん、狭い場所へ植えないです。

小柄な豆とはいえ、そら豆ですから、確実にやばいです。

10月から11月に種を播いておき、発芽後年内にこれくらい成長してあとは冬明けまでそのままというかんじです。

ここまで大きくなれば枯れることも心配ありません。年明け後に播種する方法もありますが、そら豆の育て方で大事なのは早く育てることだとも言えるので、普通はあまり保温はスパートをできない家庭菜園ではじっくりと年内播種で育てるのが容易だと言えます。

年が明けても冬の間はほとんど成長しません。それが2ヶ月か、3ヶ月か、もっとかもわかりません。

そら豆の育て方で一番きになるのはこの時期です。

冬が長くなってきて近年徐々に遅くなっているように感じます。冬が開けないと何時まで経っても、そら豆が成長しません。

寒い植物だといってもやはり温度が上がらないと始まりません。そして、ある程度の限界温度を超えると枯れてしまったり、アブラムシの強襲にあうため、時間が限られています。このピンポイントで収穫できるように間に合わせるかが問題です。

しかし、気候は変動していき、人の力では変えられない、ましてや、一人の家庭菜園人が何をやっても無力といえるでしょう。

ただただ、自然に任せるばかりです。

日が暖かくなると、一気に成長して、まず、茎が伸びてきます。背丈が地べたを這っていたのが一気に立ち上がります。

葉数も一気に増えてきて、ここで充電していたのが一気に放出されるかごとく成長しますので、2月の成長を心配することはありません。

ここで肥料をあげたいところですが、ぐっと我慢しておかないと一気にアブラムシ地獄に陥ります。

害虫が一番の問題でしょう。

だいぶ大きいです。

分岐して二本以上に分かれていきます。

大きいそら豆は3,4本くらいに分けつしますので、それだけ収穫も増えます。

一応、花が咲き始めて問題は無いように見えます。

相変わらず綺麗な花です。

色は品種によりまちまちですが、豆の花はどれも綺麗なものです。

これだけで観賞用の切り花になりそうですが、そら豆の開花の様子です。
綺麗にソラマメの花が咲いています。

これだけで観賞用の園芸植物のようです。

こういう綺麗な感じがソラマメのいいところです。また、きれいなのはこの花が咲いた瞬間までくらいで、このあとはどんどんと葉が傷んだり、虫にかじられたりしていきます。

この時が一番そら豆が輝いている時期です。

たしかに、コンパクトな葉に大きさです。痛みはなく綺麗で、周りが邪魔になっているというほどではありません。

品種の特性でしょうか。

びっしりと咲いた花1つ1つが1本のそら豆のサヤになるかと思うと、たしかに嬉しくなります。
 
綺麗な花です。
やはり、こうなってしまいます。

喜ぶべきか、後悔スべきかはそら豆がどれだけ収穫できるかにかかっています。

この様子じゃ、混みあいすぎて実付きが悪くなりそうなきがしてなりません。

しかし、多少株が減りましたが、見事に全部開花しています。

ただ、全体的に小さい!このそら豆の品種が伝統品種で小粒のものだからかもしれませんが、たしかに小さい、です。

すこし栄養と光が不足しそうな感じでは有ります。

やはり、株間はもっと広くとらないといけません。それにしても、株間というのは菜園でもっとも重要なことです。

場所がとれないからこそ、限界まで敷き詰めたいという本能が働くわけです。なにも考えないととかく株間は狭くなりがちです。

花がかれると、莢ができてきます。
ちいさい、スナップエンドウのようです。
茎は綺麗で結構太いです。
 
見事にアブラムシにやられています。

ほんと、色が黒くなるくらい覆われることが有ります。

後半戦、やはり間に合いませんでした。

冬が長引き、成長が遅れ、あっという間に高温期に入り、害虫と高温で枯れていきました。

高温期=夏の虫はパワーが違います。そら豆の葉などはおいしい、やわらかい野菜のようだと感じるのでしょう。

これはだめです。
 
そら豆のサヤを見ると、もうすぐ完成しそうです。

表面は害虫や高温の影響でしょうか、黒くなっています。

これなどは完全にアウトです。
結構あります。
無残にも虫食い、黒くなる病気、、だめです。
どうにか、収穫できたものもありました。

高温になると黒く枯れるものかもしれません。

そら豆たる由縁です。
立派に空を向いています。
大収穫です。

しかし、説明には1つの莢に5粒くらい入る品種とありましたので、イマイチだったのでしょう。

大きさは非常に小さいです。

しかし、種の時と比べるとやはり同じくらいなのでこれがこういう品種なのだと割りきるしかありません。

大きさよりも数、値段で考えるならこの品種がいいです。

これだけあると、カゴからあふれそうな気がしてしまいますが、手のひらに乗ります。

エダマメが大きくなった程度と言えばどれほどかわかります。

莢が8cm程度あるわけで、それなりですが、20cmくらい欲しいところです。

今回はほんとうに株が大きくならずに失敗というところです。

20cmで5粒くらいというので、正常に受粉して5粒入ってればそれくらいです。

やはり、虫が寒すぎる冬が長くて発生しなかったのか、株間が狭くてだめだったのかわかりません。

徐々にこのころから寒さがきつくなる感じは有りましたので、多少なりとも気候の影響はあるかもしれません。

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「ガーデニングサプリ」編集部

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