ハクサイ(白菜)の育て方

 

ハクサイ(白菜)の育て方-肥料追肥、種まき時期方法、収穫時期目安-肥料を与えて結球させる!ポットから出す時根を痛めない!-害虫に弱い、葉にできる黒い点

白菜というと、豊作すぎて値下がりすぎて困っていて、出荷すると赤字になるなどという話が話題になったことも有りました。

そんなに簡単に作れるのかとおもいきや、実は冬の野菜でもかなり難しい部類のものだと思います。

なぜなら?根がそれほど強くないのですが、成長は年内に完成していないとなりません。これは時間との勝負の冬野菜の栽培においてかなり重要な事で、苗を作る時期、苗の段階で根をいためたり成長不良にしたら、もう、立派な白菜にはならないというくらいシビアなもののようです。

家庭菜園では、苗を高いお金を払って買わないと、年内に間に合ったためしがありません。

そのかわり、来春に伸びてくる花の蕾が大変美味しく美味ですので、結球しないのでそのまま放置して蕾を食べると、白菜よりもお得です。なんといっても、白菜の柔らかさを持っている蕾です。スティックブロッコリーの比ではありません。春先はすぐに硬くなってしまい食べられませんが、これは本当に柔らかいです。

白菜の育て方

種まきの時期 肥料(1m²あたり) 栽培方法
高冷地:5月上旬-5月下旬、
冷涼地 8月下旬-9月中旬

中間地:4月上旬-4月下旬、
暖地  9月中旬-10月上旬

元肥(例)

・化成肥料や有機肥料などを説明書の指示通りに与えます。

・堆肥:牛ふんなどを 1000g程度与えます。(例)

追肥

・必要に応じて与えます。

種まき方法

種を播く2週間以上前に、堆肥を施肥しておきます。

種は植え穴を作って点播きして成長に連れて選抜しながら育てます。

苗を作ってから定植する場合は、育苗ポッドに種を5粒程度まき、成長の良い物を残して1本にします。本葉が4,5枚程度になったら植え付けます。

早い時期に1本にして最大限成長させるようにします。また、根が回りすぎて痛むので、植え付けが遅くならないようにします。

害虫から守るために防虫ネットをかぶせて発芽、育成します。

年内に収穫できないと、翌年は、結球を期待できませんので、出来る限り早めに成長させて収獲します。

収穫時期

種まき後、2ヶ月~3ヶ月程度で大きくなったものを収穫できます。結球しているものを厳寒期の間、紐や藁で上を縛って置くと、霜や寒さから避けられ、甘みを蓄えると言われています。

また、とう立ちしてきた蕾が柔らかくて、大変、美味しいです。

 

発芽しました。

これから苗を作らなければなりません。植えるまでに出来る限り大きく成長させておかないと結球できなくなってしまいます。

素早く、選抜していかないとすぐに成長が遅くなってしまいます。
これくらいになると、葉が大きく丸くなっていって、ハクサイの特徴を表し出してきます。

苗を作って植え替える場合は、この頃に行います。

根が弱いため、いためるとすぐに成長が弱ってしまいますので、慎重に土ごと移植します。

だいぶ虫食いにやられてしまいました。

ハクサイは虫に食べられやすいようです。品種改良されて柔らかい葉になればなるほど弱いということでしょうか。

もっと野性味あふれるハクサイのほうが強いのかもしれません。昔のハクサイは今よりも大きくて、今よりも葉の歯ごたえが強かったような気がします。

ほとんど食べられてしまいました。

これでは成長が鈍って結球できないでしょう。

年内に結球できないと、年明け、春には花が咲いていしまうので、もう結球することはないようです。

芯の部分はたしかにハクサイのようです。

実は春先に咲く花が、蕾が美味しいのです。

それ狙いで育てることにします。これは美味です。菜の花の蕾でもっとも柔らかいのが白菜ではないでしょうか?

たくさん出てきて、ブロッコリーのように収穫できます。ただし、ずーっと柔らかい蕾です。

冬越の準備です。

こうすることで保温できて寒さから守ることが出来ます。
寒い間も収獲して食べることが出来ます。よく、雪の下から白菜を掘り出している光景を目にします。

「ガーデニングサプリ」編集部

草と花と自然の力を取り入れて元気になりましょう。

少し変わった園芸情報を発信しています。一般的な栽培方法と異なるものもあります。

標準的な栽培方法は農協のお店などでお聞き下さい。


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