小松菜(コマツナ)の葉・茎・根-害虫、病気、根腐れ、黒い点、虫食い、固い

小松菜(コマツナ)の葉、茎、根の特徴-害虫、病気、根腐れ-葉脈、断面、道管、太さ、広がり、写真-食べられる?一黒い点、虫食い、固い

小松菜の葉、茎、根の特徴

植物のなまえ(和名) 小松菜(コマツナ)、冬菜、鶯菜
植物のなまえ(英語名) komatuna
学名 Brassica rapa var. perviridis
葉のタイプ
茎の太さ、長さ 普段は見えないですが、花が咲く時期になると、急に伸びてきます。
葉が小さい分、茎も細めです。
根の太さ、張り方 根はそこそこ張ります。
栽培期間が短く、すぐに収穫してしまいますが、冬の間を越えた株は乾燥と寒さに耐えているので、びっしりと細かい根がはっています。
葉に現れる病気、症状  
根に現れる病気、症状  
説明 江戸時代に小松川近くで茎立菜という菜を徳川将軍 吉宗に献上したことにより、一躍有名になりました。

数多くある、献上品の野菜バージョンのものです。

かなり、有名になり、関東地方の主要な菜になりました。

その後の栽培が盛んで、ほとんど一年中栽培可能で、ホウレンソウよりもたくさんで周り、近年の品種改良で様々なアブラナ科を交配してできた強烈な勢いと歯ごたえを持った、昔とは違う、コマツナができてきました。

コマツナは、暑い時は1ヶ月かからずに収穫できます。

肥料も本当に少しあればよく、しかし、短期間で大きくするには結構必要だったりもします。

夏場は防虫ネットが必須で、場合により農薬がないとどうしようもない時期もあります。

秋の早い時期や春に、防虫ネットを使うともっとも効率的に早く収穫できると思います。

例えば、葉が4枚程度で出荷されスーパーで販売されているようなものがありますが、家庭で同じように育てて、葉が4枚になったときに、大きさの違いに驚くことがあります。

かたや、しゃもじくらいあるのに、家で作ったものは、プリンを食べるスプーン程度にしかなりません。

これは日当たりと肥料によるものです。

また、そのまま育てると徐々にゆっくりと大きくなりながら葉数を増やしていきます。

この方が自然といえばそうですが、じっくりと待ちながら、葉をいちまいづつ収穫していくといいです。

春になると、花が咲きますので、それまでとなります。また、冬場は2,3ヶ月程度かかってやっと収穫できることもあります。

冬の寒い時期に育てたほうが甘みが増すということもあります。

しかし、なんといっても、今馴染みがあるのは、夏場に短期栽培されたコマツナで、炒めものに使われる、茎が太く緑が鮮やかなものだと思います。

昔ながらのコマツナは葉が柔らかく、ほんとうにさっぱりとしていて、地味です。

コマツナとは大したもので、関東の一部の地域の名前が野菜の名前になって全国区になりそうであります。

でも、意外と知られていなく、東北からでてきた人がコマツナって美味しいですね。最近、癖になっています。

と、いっておられました。

しかし、コマツナしかないんです。関東地方には。

春夏秋冬、いつでもコマツナしかありません。これでもまだ、コマツナに新鮮さを覚えますか?

つまり、関東の方では、葉、野菜=コマツナという考えしかありません。

安いですし、1コインで買えますから、定番なんでしょう。ただ、菜の花の葉なんてどれでも一緒の味のような気がします。

小松菜の葉の写真、裏側、葉脈


昔ながらのコマツナの葉です。
派手さはありませんが、優しい柔らかさがあります。

  
  

小松菜の茎の写真、太さ、断面、道管


蕾が出てきました。
この頃には茎が伸びているので、確認できます。

  
  

小松菜の根の写真、太さ、広がり、細かさ


根はとても細かく、かなりの量になっています。
これも、長期間栽培した結果です。3ヶ月以上たっています。

コマツナだからといって、1ヶ月で終わるわけではありません。
徐々に葉を収穫していけば、これだけ根がはることもあります。

  
  

「ガーデニングサプリ」編集部

草と花と自然の力を取り入れて元気になりましょう。

少し変わった園芸情報を発信しています。一般的な栽培方法と異なるものもあります。

標準的な栽培方法は農協のお店などでお聞き下さい。


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