レモンバームの葉・茎・根-食べられる?利用方法、効能

 

レモンバームの葉、茎、根の特徴-害虫、病気、根腐れ-葉脈、断面、道管、太さ、広がり、写真-食べられる?一利用方法、効能

レモンバームの葉、茎、根の特徴

植物のなまえ(和名) レモンバーム
植物のなまえ(英語名) lemon balm
学名 Melissa officinalis
葉のタイプ
茎の太さ、長さ 茎は最初は細いですが、時間が経つと、直径1cm程度のとても固い茎になります。

宿根草、平野部では越冬して、数年間、ずーっと成長し続けることもあります。あまりに成長がすごすぎて、過密になりすぎて、自分から成長を落とすような感じです。

年を越した茎は木で、1年めのものは固い、手ではひきちぎれない、通常のはさみでも切れないくらいの硬さです。

新芽は柔らかくて、香りがよく、とてもいいハーブですが、大変、元気な植物です。

根の太さ、張り方 とてつもない根の張り方をします。

シソも成長すると、物凄い根の張り方をしますが、それに似た構造のレモンバームも同様です。

さらに、耐寒性があり、何年も成長し続けます。地上部が枯れても、来年また新芽が生えてきます。根は成長し続けます。

ものすごく硬い根が、ものすごく密集して、出来る限り伸びれる限りに伸びて根を張っていきます。

これは雑草と言われる、イネ科の草のように強烈な張り方か?と言えば、それを超える強さです。どんなに、土が緩くなっていても、少しでも固まった土であれば、絶対に人の手で引きぬくことは不可能です。

匂いはとても強く、レモンのような香りがします。

生の状態ではかなり強く、乾燥すると、ほとんどしないようです。蒸発してしまう、油成分なのかもしれません。

生の葉をそのまま、お湯に浮かべるという方法が一番、香りを楽しめるようです。

しかし、一番、匂いを感じるのは葉をちぎっている時だと思います。

雑草のように生えすぎたレモンバームをひたすら引きちぎっていると、とてつもないレモンのいい香りに包まれて、心が落ち着きます。

なぜか、精神を沈める効果があるようです。これだけでもだいぶ、匂い成分である、香りの元となる匂いを吸っているのだと思います。

葉に現れる病気、症状 無いと思います。見たことがありません。
根に現れる病気、症状 無いと思います。見たことがありません。

レモンバームの葉の写真、裏側、葉脈


形はシソの葉を小さく丸九した感じで、厚みはほとんど同じです。
表面には細かい毛がびっしりと生えています。


裏側は葉脈が張っています。
葉の大きさはそれほど大きくなりません。

レモンバームの茎の写真、太さ、断面、道管

最強のハーブは、レモンバームであると自負しています。

そうレモンバームも思っていると思いますが、レモンバームの茎はその凄さを表していると思います。

それはなぜか?

なぜだか、1節、一箇所を見てください。


茎の中央部です。
全ての節から新芽が生えてきてそこから枝が伸びます。
これが次の枝においても行われるので、日陰になって葉が成長できないくらいまで、ひたすら枝分かれします。
凄い成長力です。
この葉にあわせて、根も成長していくので強烈な根張りとなります。

このように、信じられないですが、一箇所から、4本の茎が生えています。これは茎から茎が生えている。

つまり、レモンバームの茎からまた、レモンバームの茎が伸びていて、つまりは、その先の茎の各節にもレモンバームの茎が出てくるわけで、、、、、、、一体、、、、何本になるんだ???

ということです。

等比級数です。

これだけ増えたら洒落になりません。もちろん、無限に増えるはずはなく、無限連鎖方式とは違います。これは有限です。つまりは、光を捉える面積が有限であるから有限です。

基本的に光があたるところだけ成長します。

なんらかの変化で光があたると、また別の場所が伸びてきます。

そんなことをしているため、葉の裏にはつねに小さい葉がたくさんたくさん生えています。

これは凄いものです。一番上の大きな葉がちぎられると、すぐに鮫の歯のように下の小さい葉が大きくなり、更に新しい芽が伸びてきて、立派な茎ができあがります。

これはつまり、もし、この葉が高級なハーブであれば、いくらでも取り放題。緑茶なら無限緑茶収穫、いくらでも安いお茶が作れます。

こんなことはレモンバームの有用性について考えるとほぼ、意味がなく、葉をティーにするにしても、生葉で1枚がいいところで、生の状態で香る程度です。

蒸発、揮発せいの高い香り成分なのか?この香り成分だけを抽出して、レモンバームオイルを作れば、だいぶいいですが、レモンオイルのほうがすでに普及しています。

じゃあ、どうすればいいか?もしも、レモンバームの茎を切って、メイプルシロップみたいにレモンオイルが垂れてくればおいしいですが、そういうこともありません。微量ですので垂れてきません。見えません。

一体なんなんでしょう。

ミントはかなり強いです。近いですが、ミントほどの威力はなく、一体どうなってんだこれは?という気がします。

しかし、香りがあること以外はただの茎です。

レモンバームの茎の特徴は、とにかく、管が多くてスジばっていることです。そして、最初は細く柔らかく、成長とともに硬くて太くなります。しかし、太さは限りがあり、それほど太くはなりません。

いつからか、冬を超えるようになったレモンバームですが、これは数年以上成長していますが、茎が太くなって大木になるということもなく、レモンバームの木が生い茂ることもないようです。もし、材木になればなにかいい利用法があったかもしれません。

つまり、生の状態でしか意味がなく、茎にも匂いがあるので、何か使えないかと考えると、生きた状態でしか使えません。

すると、随時、使用する時、嗅ぎたい時にむしりとってにおいをかぐ感じです。

これはレモンと違って簡単です。また一年中です。

レモングラスは冬場は枯れてしまいますし、春は成長が遅いですので、そういうときにフレッシュレモンがかぎたいときは、いいかもしれません。

また、葉がシソに似ていますが、茎も相当似ていて、葉や茎の成長の仕方もそっくりです。なにかいい方法はないでしょうか?

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レモンバームの根の写真、太さ、広がり、細かさ

こんなに強烈な根を見たことがありません。

今まで、ハーブをなめていました。よわい、繊細、気を使う、柔らかい、全てが覆されて、ハーブってやっぱ、野草で、しかも、雑草と同じレベルの強さを持っていることがわかりました。基本的に海外種ですが、日本に入ってきたら、日本の野草が駆逐されているかもしれません。

ほんとうに雑草というのは、雑草という名前の草があるわけじゃありません。ただ単に、強い草です。

それはどういう状況でも、ごちゃまぜにされても、必ず、生存競争に勝つ草です。そういう雑草は葉、茎の成長とともに、根の成長が強いです。

だから、雑草抜きというのが大変なはずです。

普通の植物の10倍位の強靭な根を持っています。そういうのを抜くっていうのは大変です。さらに抜かないと、すぐに復活してくるほど成長が速いのです。

それだけのことです。それだけの特徴を持った草が雑草と呼ばれています。

しかし、ハーブ類はこれに近い、成長力を持っていて、ほぼ、雑草と言われるレベルです。

だから、ハーブが辺り一面に散らばったら雑草です。

それはいいです。レモンバームが雑草として生い茂っている庭なら、何かいい気がします。

これが、ほんとうにすごくて、他の雑草が成長できません。それくらいレモンバームが圧勝します。おそらく、もう少し早く、このハーブが日本へ入っていたら、日本の野草、、なんて言われていたかもしれません。

そういう例では、よもぎなどが近いかもしれません。雑草と同じ河川敷で対等に張り合っていきています。

そして、香り付けなどを行い、菓子に入り、つまり、ハーブです。こういう風に匂いがキツイものって、害虫にやられない、かつ、成長力が旺盛という特徴があります。

なぜだか、とても生命力が強いのです。それだけに特徴的な匂いが強いのかもしれません。

そういうわけで、レモンバームの根は信じられないくらいに強靭で、密集していて、絶対に抜けません。

50cmくらいのレモンバームの根を人の手で抜こうと思ってもそこが、硬い地面ならば、腰をいためてしまうでしょう。

また、コンクリートの合間などに生えているものは、もはやどうやっても引き抜けません。上の草だけを刈ってもすぐに生えてきます。つまりは、駆除が不可能です。

しかも、根が強いですから、コンクリを破ることはありませんが、すごい勢いでそこを陣取っています。

こんなレモンバームの根は、隙間がないくらいにびっしりと生えています。また、数年以上、越冬できる場合は、もう、何年もたっているので、土なんてなくなっていて、根しかないし、根のなかに根が伸びる感じです。これでも、根腐れを起こして枯れていくということは絶対にありません。

一体どうなっているのでしょう。自らの根を土に見立てて、栄養吸収していくのでしょうか?お互いに、自分の根から根へと栄養を奪い合う。。。。

ある意味、カオス的競争社会です。こんな凶暴な植物がレモンバームであるとも言えます。

なんだか、凄いですね。見方が変わりました。

「ガーデニングサプリ」編集部

草と花と自然の力を取り入れて元気になりましょう。

少し変わった園芸情報を発信しています。一般的な栽培方法と異なるものもあります。

標準的な栽培方法は農協のお店などでお聞き下さい。


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