【花壇の主役に!普通のダリアとの違いは?】プチダリアやミニダリアの育て方

プチダリアやミニダリアの育て方

プチダリアやミニダリアとは?

プチダリアやミニダリア、もしくはその他の名前に置いてダリアの仲間の花の苗が売られています。

「背丈が小さくて30cmくらいにしかなりませんので鉢植えでも簡単に育てられます。」

「球根ができて来年もそのまま咲き続けていきます。」

「綺麗な赤黒色の茎や葉をしています。」

などととてもいいことがたくさん書かれています。

これは一体どういうことなのでしょう?

果たして買ってもいいのでしょうか?

その前に覚えておくことがあります。

普通のダリアとの違いは?どっちがいい?

さて、こんなプチダリア、ミニダリアなのですが、果たして普通のダリアとどういう違いがあるのでしょう?

順番に見ていきましょう。

まず、普通のダリアを知りましょう。

本当の普通のダリアとは?

どういう花か?

切り花では見たことがあると思いますが、草木として見たとことがある人はあまりいないかもしれません。ダリア園に行くと分かるのですが、なかなかバラ園のようにメジャーではありません。

でも、バラ園の次にメジャーな花園なので日本全国どこにでもあると思います。

そこへ行けばひと目でダリアという植物を理解できるはずです。

でも、そういうところへ行ったことがない人がほんとうの普通のダリアという植物が成長している様子を見ることは非常にまれです。

なぜなら、街の花屋さんや園芸屋さんやホームセンターで売られている本当のダリアの苗はほとんど置かれていません。

また、あったとしても1つか2つです。

そして、苗はとても小さい姿をしています。ミニダリア、プチダリアと同じサイズです。

秋になるまでは花の咲いていない苗が売られていますが、ガッツァリアなどの特別な品種の苗しかありません。

ガッツァリアはとてもいい品種なのですが、普通のダリアはほとんど置いてありません。

また、育てるためのダリアを買うのは通販やホームセンターや園芸屋さんでイモ(球根、根茎)を買う場合が多いです。

なぜかといえば、普通のダリアはすぐに大きく伸びてしまい、うどんこ病にかかってしまったりするので売り場であまり置いておけないからだと思います。

さて、これが秋になると、花屋さんなどで花が咲いているもが大きめの植木鉢にラッピングされた形で売られています。

これはつまり、このまま鑑賞するための花としてのダリアの鉢植えです。

おそらく、何も知らない人がこれをプレゼントでもらってもどうしていいか分からず、翌年以降に持て余してうまく育てられなくなってしまう。

もしくは冬の間に草体が枯れてしまうのを見て、終わったんだなと思って捨ててしまう人もかなりいるはずです。

そして、これらの苗として売られているダリアはとても小さく、プチダリアやミニダリアと同じ背丈で売られているのです。

しかし、これは開花期直前に切り戻して背丈を低くしたか、植物ホルモンを使って背丈を小さくする矮化処理などを行って背丈が小さいままで大きな花を咲かせている状態に無理やり見せているものです。

当然のように値段も高くなり、2,000円から4,000円くらいするものまであります。

プチダリアやミニダリアの苗は値札を見ると350円から400円くらいですのでとてもお買い得に見えてしまいます。

これが普通のダリアと比べたときに思わずいいと思って買ってしまう理由だと思います。

良心的なSHOPだと普通のダリアの苗でも600円くらいで売っていたりします。これはとてもお買い得です。

品種名を指定してネットで球根を買うとやはり1,000円から2,000円くらいしてしまいます。

プチダリアやミニダリアの花はとても小さい!

まず、プチダリア、ミニダリアの花は直径が3cm程度しかないということです。

これはプチ、ミニなんだからいいじゃないか!と思う方もいるかもしれません。

しかし、普通のダリアは↓のような花が直径15cmから30cmになるのです。

しかし、プチダリア、ミニダリアは↓の2枚のように本当に何の変哲もない、同じサイズの他の種類の花と区別が付かないような花が咲くだけなのです。

ワインレッドのプチダリアはまあまあ、インパクトがありますが、他の花の色はこのようにインパクトが小さめです。

そして花の形が半八重です。あまり綺麗に整っていないといえます。

正直花だけを見てもなんとも思えないもの気がします。

そして、ダリアなので花は横や下を向いていきます。

さすがに30cmの背丈で下を向かれると地面に顔を付けないと花を眺めることはできません。

3cmの花が足元に咲いていても間近で見ることは滅多にないということはほとんど花を見ないということになります。

咲いていても見ないのです。

花の数が少ない!

同じサイズでもっと綺麗な形の花でおどろくほどたくさんの数の花が咲く品種改良された花がたくさん売られています。

正直そっちのほうが綺麗でインパクトがあります。

もう、いいとこなしですか?

あとでいいところもお伝えしますのでもう少し忍耐してください。

茎が細いから上に伸ばせない!

背丈が30cmにしかならないというのは嘘です。

本当は1mくらいは伸びています。

そして、伸びるんですが30cm以上の高さになると倒れて地面を這ってしまいます。

這った後、茎の節のところから新芽が伸びてきて大きな広がりになります。

このように放っておいても勝手に1mくらいの範囲に広がっていくのです。

高さは30cm程度を超えるとまた倒れていきます。

ただ、脇芽が全力で伸びるのでかなり早い枝の増え方をします。これは見ていてお得だなと思います。

350円の苗が1mの範囲を覆うくらいに育つならとてもコスパがいいといえます。

花の色数が少ない!

外国のプチダリア、ミニダリアを探せば色々ありますが、一般的に流通しているのは、赤、ピンク、白、黄色という上の写真にある4色くらいです。

これでは1つ1つを楽しむという感じにはなりません。

花壇の場所埋め係、引き立て役といった扱いになりかねません。

赤茎の銅葉なのがいい!

花壇に最適だといいましたが、そのとおりで、「赤茎の銅葉」というのが最高にいいです。

緑の葉がほとんどでシルバーリーフのものも増えましたが、このサイズ、形でブロンズリーフはなかなかめずらしいのではないでしょうか?

そのため、花が咲いてなくても花壇のどこにプチダリア、ミニダリアが植えてあるかすぐに分かるくらい目立ちます。

これは花壇の中で緑の植物の間に植えていくととても見栄えがよくなると思います。

結構「映え」ると思います。

放置で育てられる!

先程のように自然に倒伏して育っていきますので、這い性ダリアなのかと思ってしまいますが、這い性トマトのように何もしなくてもいいということです。

花が咲いた後に取り除くこともせずに何もしなくても勝手に成長しています。

4つ買って真夏に植えましたが、最初に元肥と水やりをしただけであとは完全に放置していました。

さすがに日当たりが良すぎたところの1つは枯れてしまいましたが、あとは元気に育っています。

夏から秋の間に1mくらいの範囲に広がっています。

普通のダリアにはかなわないが花壇の中で圧倒的な存在感がある

もう、ダリアだと思わないことにしました。

もはや別の花です。

銅葉の変わった花です。

ということで考えれば間違いなく花壇の人気を独り占め、というか、目立ってしまいます。

花が咲いてない時に目立つくらいですから、ひときわ大きく広がって花が咲くともうその花壇はプチダリア、ミニダリアにしか目が行かなくなります。

もちろん、摘心もしない!

ダリアじゃないといいましたが、通常ダリア栽培で必要な摘心や摘蕾、脇芽整理、摘葉などは一切必要ありません。

支柱も必要ありません。

ただ、夏に伸びすぎた茎を切り戻すとまた綺麗な姿に戻るのでそれだけはいいかもしれません。

気温がかなり下がらない地域なら来年までそのままでまた、元気なプチダリア、ミニダリアが見られるでしょう。

毎年、大きくなっていきます。

ますます、個よりも群として見た時に良さを発揮する花だと思います。

品種選びを慎重に!

園芸屋さんで350円で安く買えるからといってテンションが上って全色買い揃えてしまいましたが、ネットではいいのがあります。あと100円出せばもっと綺麗な半八重のプチダリアが買えます。

これなら花壇の主役になること間違いなしです。ぜひ、探してみてください。

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「ガーデニングサプリ」編集部

草と花と自然の力を取り入れて元気になりましょう。

少し変わった園芸情報を発信しています。一般的な栽培方法と異なるものもあります。

標準的な栽培方法は農協のお店などでお聞き下さい。


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