フユナ(冬菜)の育て方

フユナ(冬菜)の育て方

とても美味しい冬野菜です。寒い時でも育つため、厳寒期の頃に平地ならば育てやすいかと思います。
逆に、秋口にまだ暑い時に播種するとあまりよく育ちません。寒いときによく育つ、まさにフユナという名前がふさわしいと思います。伝統品種で地域で色々な名前で自家採種されたりしているようです。

おそらく、全国に冬菜と呼ばれる野菜があるのだと思います。関東地方の方で代々栽培していたものを種を分けてもらいました。自家採種して残さないとダメです。しかし、アブラナ科の自家採種には抵抗があり、あまり出来ていません。春には一斉に全部のアブラナ科の野菜が開花し、結実するので、これを上手く系統を維持するのは難しそうです。

同じものが売られていればそれを買おうかと思います。固定種なので、一度買ったら、もう、買わずに済みそうなくらい入っているとは思いますが。

冬菜(フユナ)の育て方

種まきの時期 肥料(1m²あたり) 栽培方法
高冷地:8月下旬-9月上旬
冷涼地

中間地:9月中旬-10月中旬

暖地:9月下旬-10月下旬

元肥(例)

・化成肥料や有機肥料などを説明書の指示通りに与えます。

・堆肥:牛ふんなどを 1000g程度与えます。(例)

追肥

・必要に応じて与えます。

種まき方法

種を播く2週間以上前に、堆肥を施肥しておきます。
種は筋を作って筋播きします。害虫から守るために防虫ネットをかぶせて発芽、育成します。

年内の早い時期に収穫するためには、可能な範囲で早く種まきをします。しかし、夏場は害虫の発生が多いので、9月に入って虫が落ち着いてからの方が育てやすいかもしれません。

筋播きで種まきするので密集してしまいますので、発芽後、すぐにと、本葉が3,4枚生えてきてからと、あとは様子を見ながら選抜していきます。
春の花が咲く時期さえ避ければ、一年中、栽培することも可能です。温度さえ確保できれば成長します。

収穫時期

種まき後、2ヶ月~3ヶ月程度で大きくなったものを収穫できますが、葉を食べるため、いつでも収穫できます。

発芽です。

ブロッコリー、キャベツのような銀色がかった緑の葉です。

葉がギザギザしているのでブロッコリーのようです。

気温が涼しくなってから種をまきます。暑いと発芽しない、溶けてしまうことが有ります。真冬の野菜です。

この頃はまるでブロッコリーと区別がつかないくらいです。

しかし、似ているものかもしれません。

成長してきました。

若干、葉の表面が光沢がないので、ブロッコリーのような銀色の感じが薄れてきました。

さらには葉の切れ込みがこちらの冬菜のほうが細かくするどいです。

全く別物です。

さらに大きくなると、大根のように切れ葉が目立ってきました。

これでも色が緑が薄いほうですので、大根には見えません。

確かになにか違う珍しい野菜を育てているという感じです。

これでいて、柔らかい葉です。

霜に当たりました。寒いほうがいい野菜ですが霜に当たると色が変わります。

くたってしていますが、とくに問題はないようです。

葉がボロボロですので、随時収穫して食べていったほうがいいようです。

 

綺麗なものもありました。

防虫ネット、不織布1枚でも保温されて、これだけの違いがあるようです。

とにかく葉がギザギザしている、それが印象です。
葉の中心が減っ込み、葉は鋭いフチドリをしていて、大きな葉が一枚メインに伸びている感じです。

言葉だと、上手く表現できません。

いい表現がないです。専門用語だといろいろあるようですが、見れば一目瞭然です。

この冬菜という野菜は一度見れば忘れない、そんな感じの野菜です。

あまりに寒いと、寒いのが好きな冬菜でも縮れてきます。

これがダメなのか、いい味なのか、わかりませんが、こういう状態のものも柔らかくて美味しいものです。

おかしなものですが、最盛期であるはずの時期には寒すぎて葉が枯れてきてしまっているのです。

でも、この時が丁度いい大きさで美味しいと思うのですが。

お店で野菜として売られていないのが分かります。夏場に育てようとすると、相当、農薬を使って高温にならないようにしないと無理だと思います。

冬場に少しの保温をしながら育てればいいかもしれませんが、それでも、やはり、ブランドでは、その他の何かという扱いになってしまいがちです。

冬菜という、冬という大きな意味合いの言葉と菜という食べられる葉を意味する言葉がくっついただけの名前では、少しインパクトが弱いのでしょう。

さらには、このなんとも言えない、ブロッコリーでもない、何とか菜という名前のあれに似ているけど、なんか思い出せない!的な何かがあります。

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「ガーデニングサプリ」編集部

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