【日長条件と温度で決まる?四季咲き、一季咲き、返り咲き】バラ(薔薇)の開花時期

バラ(薔薇)の開花時期-開花するまでの日数、開花条件

花の開花情報

花のなまえ(和名) 薔薇(バラ)、ばら
花のなまえ(英語名) rose
学名  
花のタイプ
開花時期(平野部、屋外) 主に5月、10月。冬以外
開花するまでの日数  
開花している日数 1週間程度
説明

おそらく最も有名な園芸植物で、もっとも古くから海外で歴史がある植物です。

あまりにも有名なため、多様な品種が海外を中心に改良されてきました。

今現在流通しているバラはほとんど改良されたもので、野生のバラは有名なものがいくつか店頭に並ぶくらいです。

改良も進んでいるため、かなり手をかけないと育たないかと思いきや、とても簡単に育つように仕上がっています。

見た目の美しさを重視するあまり強健さが足りないようでは植物として生きていけません。一般家庭に流通して人気になることもできません。

薔薇には品種の系統によって開花条件が異なるものがあります。

  • 一季咲き:春に一度だけ開花するタイプ
  • 四季咲き:冬以外一年中花を咲かせるタイプ
  • 返り咲き:春と秋に花を咲かせるタイプ
  • 繰り返しざき:春から秋までにポツポツと花を咲かせるタイプ

以上のように分類されていますが、基本的には花芽分化に日長条件が関係しているものが一季咲きや返り咲きで、日長条件が関係していないものが四季咲きといえるでしょう。

日長条件の日照時間とは直射日光ではなく外が明るい時間です。人工的に照明を付けて調節して生産する花もたくさんあります。

  • 日照時間が短い時期から長くなったときに花芽が分化する:一季咲き
  • 日照時間が一定の時間になったときに花芽が分化する:返り咲き
  • 日照時間に関係なく花芽が分化する。高温時と低温時は分化が抑制される:繰り返し咲き
  • 日照時間に関係なく花芽が分化する。低温時は分化が抑制される:四季咲き

およそこのような感じで分かれていると推測されます。

ほとんどの植物がこのような仕組みになっています。薔薇だけが特別というものではありません。

「繰り返し咲き」なのに春しか咲かない!

という人は夏場の環境が高温になりすぎて花芽分化が抑制されているのかもしれません。

そうだとすると、夏場だけ少し涼しい日陰へ移動してやることで花を楽しめるでしょう。

どんな開花タイプでも真夏はさすがに花が咲きません。咲いても大きくならずに枯れたようになってしまいますので真夏は期待できません。

同様に真冬も低温過ぎて生育が止まってしまいます。落葉する薔薇もありますので花芽は育ちません。

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開花の様子

 

 

「ガーデニングサプリ」編集部

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