サトイモ(里芋)の育て方-八つ頭、石川早生の栽培
里芋はタロイモなどと言われ、南方の国などで主食として食べられているイモの仲間です。
あのイモと同じ仲間のイモを日本で育てて食べています。日本が北限と言われているようです。
実際に育ててみると分かりますが、とても暑い環境でよく育ちます。寒い時期はほとんど育ちませんが、山間部などの冷え込む地域でも作られていて、和食には必須の食物です。
球根のようなイモが里芋です。前からあって大きくなったものを親芋、その回りに新たに分球したものを子芋とよんだりしています。子芋を食べるのが一般的ですが、親芋も食べれないことはなく、種類によっては親芋を食べることもあります。
ジャガイモなどのように親芋が食べられなくなってしまうイモとはだいぶ違う感じです。また、短期間の栽培であるにも関わらず、どんどんと分球していくというところが凄いところです。一年中暑かったら、いつまでも成長すると思いますが、一体どれだけ大きくなって、小芋が分球して収穫できるのでしょうか?
暑い国で、主食となっている理由が分かります。ただし、水分が必要で乾燥していると枯れてしまうことがあります。球根を持つ作物にしては弱いかもしれません。しかし、もし、栽培中に一度葉が全部枯れてしまっても、再び水をやると球根は生きているので新葉が伸びてきます。
そういうことをすると成長が遅れ、収穫量が減りますので乾燥期には、水やりを必要とします。
しかし、近年、低温化が進みつつある気候なようで、寒いところで里芋を作っている人があまり収穫できなかったから子芋だけでなく、親芋も食べてるよなどと話していました。こういうことはやはり、気候を如実に反映しているようでした。
サトイモ 石川早生(いしかわわせ)の栽培
サトイモ(里芋)の栽培
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サトイモ 八つ頭(やつがしら)の栽培
サトイモ 八つ頭(やつがしら)の栽培
種芋はホームセンターで簡単に買うことができます。サトイモだけでも2,3種類は売られていました。 | |
大きさは結構バラバラです。 本当にスーパーで売られているサトイモと同じです。 泥が付いていることが違いかもしれません。 |
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食べるには少し小さいものが種芋になっているようです。 この1つからあれだけ巨大な茎と葉っぱが生えてきて何十ものサトイモに増えるわけですから凄いものです。 |
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これは芽出しといって仮植えのようなものです。 高温にならないと発芽しないので気候が微妙な時期は腐らないように温度がよく上がるように浅く植えて芽が出るのを待ちます。 |
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これは腐ってしまっています。 | |
このように簡単そうでも意外と発芽しないものもあります。 発芽してしまえばほとんど枯れることもないので、発芽してから1本ずつ植える方がいいと思いました。 もし、複数個の種芋を蒔いてあとで1本にするというのでは勿体ないというものです。 |
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このような形で太い根と球根が付いた状態ですので定植するときに失敗することはまずありません。 | |
これは種芋が吸収されてしまっています。少し大きいですね。 | |
湿度によってはマルチを張って保湿したほうがいいと思います。 | |
土が赤いですね。 こういう土だと水分がすぐに蒸発してしまうのでサトイモには厳しいかもしれません。 マルチを張って少しでも保湿したほうが良さそうです。 |
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土がからからですね。夏場は定期的に水をやらないと成長が悪くなります。 | |
熱帯雨林が似合いそうな植物の葉の形をしています。 里芋の仲間は南方の植物です。 数メートルの大きさになるものもあります。 日本はサトイモの仲間の北限と言われています。 |
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