バラの苗の選び方
バラに興味を持ち始めると品種が多いことも迷う原因になりますが、苗を買うときに選び方がよく分からなくなってしまうことがあります。
はじめたばかりの時は相場が分からないので割高で品質のよくない苗を買ってしまうこともあるでしょう。
5苗くらい買う頃にいい苗を探す方法がわかるようになります。
でも、5苗も買ったらお金がかかりますし、一度買ったら置き場がなくなりますので最初からちゃんと選べるようにしましょう。
ムダな苗は買わないようにしっかりと考えてから買いましょう。
時間が経てば同じように成長していくのですが、最初の頃に楽しい感覚を味わえないと冷めて辞めてしまいますので最初が肝心です。
蕾が付いているものを買ってすぐにバラ栽培を楽しんで感動してください。
おそらく、家庭菜園で野菜を作っていた人もすぐにハマると思います。そんな魅力を持っているのがバラ栽培です。
一通りのことが分かったら新苗や裸苗を買ってじっくりと待てるというものです。
その待っている間にも他に鑑賞できるバラがないとバラ熱が冷めてしまいます。
だからこそ、最初は「大苗-鉢苗」を買うのがいいと思います。
バラの苗の種類
どうしてこんなことになっているのかは分かりませんが、成長段階に応じて値段が決まっています。
大きいバラの苗は高いですが、時間をお金で買えると思えば安いものです。時間は返ってきません。
*写真は苗の状態を表すためのものです。実際に販売されているものではありません。
新苗
前の年の秋~冬に接ぎ木をして翌年の春頃に販売される苗です。
接ぎ木されてから半年くらい経過した状態の苗です。写真では葉がありませんが、売られている苗は葉が伸びたものでホームセンターなどで細長い鉢に植えられて安く大量に売られています。3号~5号の鉢に植えられています。1号=3cmですのでいかに小さいか分かると思います。鉢の深さは深く根がよく伸びれるようになっています。
見た目は元気で安いのでコスパがいいともいえます。
楽天市場からのおすすめ商品
気になった商品はカートに入れてキープすると後で探しやすくなります。
大苗-裸苗
若苗からさらに半年くらい畑で成長させた苗で鉢上げするときに根を切るので枝葉を切り落とします。
これを6号鉢くらいの鉢に植えて販売しています。
本格的に花を楽しむには半年くらい成長に集中させてから花を咲かせた方がいいと思います。
蕾を付けてすぐに開花させることもできますが少し株の成長が遅くなります。
でも、半年以上も花を水に過ごすなんてかなりツライと思います。
大苗-鉢苗
裸苗の状態から鉢のまま育てて半年くらい経過した苗です。
蕾が付いていて購入後植え替えずにそのまま花を楽しむこともできます。しばらくしたら植え替える必要が出てきますので最初から大きい鉢に植えた方がいいかもしれません。
売っているお店によって苗の状態は様々です。
買うお店をしっかりと見極めるべき苗です。
大型の鉢苗
10号以上の鉢に植えられた苗でそのまま長期間栽培して楽しむことができます。
これはギフトにいいと思います。
蕾も充実していてそのまま開花するのを待つだけです。
一部開花しているものなどもあり、普通の鉢植えの花のように買って楽しむことができます。
失敗したくないならこれを買えば日当たり、風通し、水やりさえ気をつけていればしっかりとしたバラを楽しむことができるでしょう。
追肥をしたり、剪定を覚える必要がありますが。
バラの品種選びも悩みが多い
バラの品種は数千、数万種とありますがよく分かりません。
日本で入手可能なものもありますが、買えるものから選ぶというのが前提になるのでしょう。
有名な品種で流通していて買えるものだけで500種から1000種くらいはあるのではないでしょうか?
たしかに他の植物に比べると品種の数が桁違いです。
しかし、原種はほんとに少しだけです。
ほぼ全てが改良品種です。
といっても野菜なども原種というのはなくどんなに古い伝統野菜も全ては改良品種です。
時間と手間をかけていいもの同士をかけあわせてよりよい品種を作っていく気の遠くなる作業の結果です。
これは貴重な財産なので大事にしましょう。
そんな改良されて人の手が入りまくったバラはやはり花としてとても優秀な植物だと分かります。
こんなに大きい花がすぐにたくさん咲いて、春夏秋と咲き続けている、枝を切っても根を切ってもどんどん再生してくる。
こんなに強健な花は他にないのでは?
とさえ思います。
木になるところも凄いです。
ぶどうのような強さがあります。
そして見た目だけでなく香りの世界も広がっています。
おそらく昔の人はこれを香りの原料として凄く大事にしたと思います。
ほんとうにたくさんの香りがありますのでそこも楽しむところです。
でも、自宅で花を育てようと思ったときに1番、楽しみがいがあるのがバラではないかと思います。
庭園やかなりこだわりの庭を作っている人以外はあまり馴染みがないと思いますが、家庭菜園のトマトやナスと同様に誰でも簡単にほぼ確実に育てることができるものです。
その感動は初めてなっているミニトマトを食べたとき以上のものがあるかもしれません。
トマトはいくらでも買えます。
バラは切り花用の品種以外はあまり目にすることがありません。自宅で育てるバラは切り花用のバラとは異なり、違った魅力を持った花が多くなっています。
また、鉢植えで花が咲いているものは5,000円~7000円以上すると考えると街なかの園芸屋さんやお花屋さんには置いてありません。
やはり少し敷居が高い、あまり一般的にならなかった理由かもしれません。
難しいかというと、ミニトマトと同じくらい簡単です。
日当たりが大事!
成長条件が厳しい!
といいますが、ナスよりはずーっと緩めです。
ナスなんか育たないよという庭やベランダでも余裕で育ちます。
それでも直射日光が一日のうち数時間かは当たるほうがいいと思います。
これでは野菜なんかはほとんどまともに育ちませんがバラはちゃんと大きな花を咲かせます。
また、鉢植えと地植えでどちらがいいか?
といえば、鉢植えには鉢植えの良さがあって地植えよりも好きという人もたくさんいます。
この辺りも庭やベランダをトゲトゲのバラが占領してしまうと考えている人には朗報です。
スペースは10号鉢1つ分。
ツルバラでなければ1.5mも伸びれば十分です。
毎年剪定しますのでこれ以上伸びていくようなものでもありません。
これでも毎年大きい花をたくさん咲かせます。
冬になるまで咲かせます。
こんなに簡単でよく咲く花はあまりないです。
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