マメ(豆)の種類一覧
豆といっても、マメというのか、豆というのか、大豆、ダイズ、小豆、あずき、ショウズというのか、インゲン豆、えんどう豆、ササゲ、大角豆、こういうふうに異様に多いです。
さらには海外の豆って忘れてはいけませんが、
基本的に海外の方が数えきれないくらいに豆があり、ほんとうに多種多様です。
西洋料理、南方料理には豆が多いです。豆が主食になっていて、ご飯やパンの代わりに食べられていたりします。豆のもさっとした感じが炭水化物に、モチっとした感じがタンパク質になり、これだけで、肉とご飯の代わりになるからでしょうか?
だいたい、世の中、道端、山を探しても、食べられない豆、有毒の豆、薬用の豆などもあります。
これらの豆などはマメ科の植物というジャンルで共通化されています。
もはや、野菜がどうこうという分類ではないようです。
そして、豆の最大の利点は、乾燥させると保存が効くということからも、貯蔵性穀物として、また、土地に栄養分が無くても育つ、こういうことからも、世界中で重要なエネルギー源として重宝されています。
コーヒー豆もマメとしては、もっとも有名ですが、マメ科ではありません。コーヒー豆はアカネ科です。また、大好きなチョコレートは、カカオ豆で、アオイ科です。
落花生はマメという字が一切入りませんが、英語でもピーナッツで、ナッツというくらいで硬い木の実をイメージしますがマメ科です。ただし、南京豆という別名もあります。
豆の種類-大豆(ダイズ)
豆の種類 名称 | 説明 |
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丸大豆 | あやうく、品種があるのかと思ったら勘違いしました。食品メーカーの造語のようです。 大豆は乾燥させると丸くなります。まんまるです。 ふやけると枝豆のように扁平な形になります。 これを見た人がまんまるの豆があるのだと思ったりして勘違いするかもしれません。水に戻せばただの枝豆です。 面倒な場合は、手っ取り早く、大豆からできている納豆の形を見てください。細長く、扁平です。 |
黒大豆 | 黒豆(くろまめ)とも呼ばれて高級品として扱われます。京都府京丹波町の「和知黒」、兵庫県篠山市の「丹波黒」などが有名です。 |
広島黒大豆 | 広島県の品種です。 |
崎山大豆 | 長野県の品種です。 |
武甲豆 | 埼玉県の品種です。 |
倉立豆 | 茨城県の品種です。 |
伊勢豆 | 三重県の品種です。 |
鹿児島夏大豆 | 鹿児島県の品種です。 |
青豆 | 茨城県の品種です。 |
中生仙台 | 宮城県の品種です。 |
黒莢 | 長野県の品種です。 |
波田腰豆 | 長野県の品種です。 |
高砂 | 千葉県の品種です。 |
伊達茶豆 | 宮城県の品種です。 |
美濃緑茶大豆 | |
小倉大豆 | 長野県の品種です。 |
赤莢 | 茨城県の品種です。 |
松造大豆 | 長野県の品種です。 |
三石大豆 | 長野県の品種です。 |
埴科大豆 | 長野県の品種です。 |
竜峡大豆 | 長野県の品種です。 |
小倉大豆(白) | 長野県の品種です。 |
長端大豆 | 茨城県の品種です。 |
ここに書いてあるのは、ほんとうにごく一部です。
日本は大豆の国かっておもうほどに多くの品種があり、3000種くらいあります。ダイズはF1品種のような面倒なことをやっているよりも、固定種で、大量生産することが望ましいので、ほとんど改良された品種も各地域で広まっていて、伝統的なものから、現代のものまであります。
ダイズは国産って書いてあるほど、貴重で高いものじゃないと思います。
国産じゃないものが安くて大量にあるから、気をつけて国産を選ぶようにっていうことを考えているかもしれませんが、ダイズそのものはもちろん、豆腐、味噌、納豆、、、その他、、国産じゃない方が逆に珍しいんじゃないでしょうか?
何かもっと、加工用の食品の原料のための原料のようなところにダイズが使われているかもしれません。
でも、だいたい、遺伝子組み換えのことを気にしてか、国産という文字が書いてあります。
おそらく、このダイズの種を見れば、ほんとうに納得です。普段、あまり目にしないかもしれませんが、ダイズ畑がたくさんあったのかもしれません。
納豆の生産地では、当然、ダイズが必須ですし、醤油にしても、何を作るのにもダイズは必要です。
豆の種類-枝豆(エダマメ)
豆の種類 名称 | 説明 |
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極早生エダマメ | ダイズの中で、未熟果を収穫して火を通して食べるという、とくにゆでて食べるという日本で有名な食べ方、枝豆、ビール文化とともに発達しました。ドイツのビール屋さんでつまみに頼んでも出てこないことでしょう。
なぜか、日本ビールによく合う気がする枝豆です。ビールの配合もコメが入っている銘柄もあったり、日本のビールは枝豆と相性がいいようです。また、豆からできたビールは枝豆を摘みにしたら、豆で豆を飲むということになるのでしょうか。 そのような食べ方をしておいしい品種を枝豆よう品種というダイズの中でもとくに選抜したものが使われています。 この極早生はとくに早く甘く大きくなるという大豆を選んだものです。この枝豆という文化はかなり古い歴史があります。 |
茶豆 | 枝豆として食べられる品種は2分して、極早生系と晩生、中性の茶豆にわかれます。
この茶豆は時間がかかるかわりに、美味しいという評判です。 昔からある品種で、利便性で高効率化された極早生に対して茶豆は昔からの豆です。 豆の色が地味な色をしています。 成長が遅く、実もあまり肥大せず平べったいままですが、味は甘くて柔らかくて美味しいです。 |
黒エダマメ | 黒大豆を枝豆として早どりして食べるために最適なものをセンバツして育成していったものです。 |
一人娘 | 70-80cmの背丈で、枝分かれ旺盛な枝豆用の品種です。 |
香枝豆 | 岩手の枝豆用の品種で、3~5本程度に枝が分かれて、80cm程度の背丈になる品種です。 |
三河島 | 東京の品種ですが、とくに背丈が低く、30-40cm程度という高さです。 |
極早生はやぶさ枝豆 | 25cmという驚くべき低さにしかならない京都の枝豆用の品種です。枝は4本程度に育ちます。 |

豆の種類-もやし
豆の種類 名称 | 説明 |
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緑豆モヤシ | 現在、主流となっているモヤシで、茎が太くてがっちりとしています。 |
ブラックマッペモヤシ | 茎が細くて、子葉が黄色くて小さめで柔らかいモヤシです。 柔らかくても噛みごたえがあり、歯ごたえが良いため、お好み焼き、焼きそば、ラーメンの具などには最高に合います。 |
豆の種類-小豆(あずき)
豆の種類 名称 | 説明 |
---|---|
小豆 | 和菓子に用いられる「あんこ」の材料。 煮込んで、こし布で圧力をかけて絞ることにより製造します。 |
大納言 | 大粒の小豆の種類です。茨城県の品種と長野県の品種の系統があります。北海道にも同名の品種の系統があります。 |
中納言 | 茨城県の品種です。 |
黒小豆 | 黒い小豆です。 |
白小豆 | 白い小豆です。長野県の品種です。 |
目白小豆 | 長野県の品種です。 |
浦佐小豆 | 長野県の品種です。 |
金時 | 長野県の品種です。 |
赤小豆 | 長野県の品種です。 |
三夜沢 | 長野県の品種です。 |
茶あずき | 岡山県の品種です。 |
石野小豆 | 北海道の品種です。 |
川島小豆 | 北海道の品種です。 |
茶殻早生 | 北海道の品種です。 |
早生円葉 | 北海道の品種です。 |
黄金大納言 | 北海道の品種です。 |
紅小豆 | 北海道の品種です。 |
丹波白小豆 | 兵庫県の品種です。 |
豆の種類-大角豆(ささげ)
豆の種類 名称 | 説明 |
---|---|
ササゲ | 赤飯には小豆ではなく、ササゲを使います。 一瞬、見間違いますが、小豆はアンコになるように煮ると皮がすぐに破けてしまいます。 見た目を重視する赤飯では、縁起物のため、割れる=腹を切るにつながることから、昔よりササゲが使われるようになったそうです。 小豆と比べると若干、地味で茶色い色をしています。赤飯はササゲの出汁で色を染めます。そのため、本来の赤飯の色は薄茶色です。ピンク色の赤飯は他の物質で色をつけている可能性があります。 昔、ササゲのみで無添加の赤飯をお客さんに持って行ったら、色が悪い、傷んでいるのか?とクレームが入ったことがあります。実は身近に多く見ていた赤飯の方が着色していたのでした。 |
ジュウロクササゲ | サヤがとても長いササゲです。中には実がたくさん入っています。 |
三尺ササゲ | サヤがさらにとても長いササゲです。若サヤを食べることができます。 |
黒目豆 | |
十六ささげ | 岐阜県や大阪府の品種です。 |
だるま | 広島県の品種です。 |
黒月豆 | |
赤月豆 | |
小納言 |

豆の種類-インゲンマメ
豆の種類 名称 | 説明 |
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つるなしインゲンマメ | つるなしなんて、収穫量が少なく、遊びで作る、植木鉢ようのインゲンだろうと思っていましたが、そういうことはないようです。
今はこれがメインの生産方法だと思います。 なぜか?支柱、ネットを貼る必要が無いからです。決して、ツルがあっても収穫量が多いとは限りません。 また、一時期にまとまって収穫できるというメリットもあります。 つまり、 ・場所を取らない 以上のことから、効率においてこれがメインだと思います。 |
つるありインゲンマメ | あまりありませんが、普通のインゲンの蔓あり版です。
ツルがあると、高い野菜ならば元がとれるでしょうが、支柱をたててネットを貼るのには大変な手間がかかります。 大きなさやのインゲンであればいいですが、普通のインゲンでこれをやるメリットはあまりありません。 |
モロッコインゲン | モロッコインゲンといい、大きなサヤで、実が膨らむ前にさやごと食べます。
ツルあり、なしとあり、蔓ありのほうが有名ですが、実はつるなしでもかなり収穫できます。 |
ロマーノインゲン | これも大きなインゲンのタイプで、モロッコインゲンとは色が違います。
食味は柔らかいですが、サヤを食べる上での話です。 これらのインゲンも完熟させると、豆として使えます。 こちらもつるなしがお得で、大型インゲンはツルがないと話しにならないだろうなんていうのは偏見でした。 つるなしの便利さを知ったら、もう二度とネットははりません。 |
つる有ケンタッキーワンダー | 北海道の品種です。 |
つる有り白衣笠 | 愛知県の品種です。 |
紅紋金時 | 北海道の品種です。 |
白金時 | 北海道の品種です。 |
極早生江戸川蔓無 | 埼玉県の品種です。 |
うずら豆 | 茨城県、新潟県の品種です。 |
つる無黄さや黒三度 | 北海道の品種です。 |
本金時菜豆 | 北海道の品種です。 |
大丸鶉 | 北海道の品種です。 |
長鶉 | 北海道の品種です。 |
つる有白種尺五寸 | 北海道の品種です。 |
つる有黒衣笠 | 京都府の品種です。 |
つる有穂高 | 長野県の品種です。 |
つる有大平さや尺五寸 | 長野県の品種です。 |
つる無黒江戸川 | 京都府の品種です。 |
つる無赤江戸川 | 東京都の品種です。 |
つる有黒種尺五寸 | 京都府の品種です。 |
つる有茶鈴成 | 埼玉県の品種です。 |
穂高 | 長野県の品種です。 |
つぼまめ | 茨城県の品種です。 |
花なんきん | 栃木県の品種です。 |
白衣笠 | 京都府の品種です。 |
河内丸莢黒三度 | 大阪府の品種です。 |
沖縄繁多川大平莢 | 沖縄県の品種です。 |
パンダマメ | 岐阜県の品種です。 |
豆の種類-エンドウマメ
豆の種類 名称 | 説明 |
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サヤエンドウ(絹さや) | 昔は若さやといったらこれしかありませんでした。
そのため、若さやという名前で売られていました。 平べったくて、飾りにしかならないエンドウ。煮物の上には必ずのっかっていました。 |
スナックエンドウ(スナップエンドウ) | 近年流行りだしたもので、絹さやとは違い、分厚く、太くなり、筋がサヤにありません。
そのため、絹さやで1個づつ、筋をかき取ったようなことはしなくていいのです。 また、調理するよりも、軽くゆでて食べるのが甘くて美味しい、スナックのようなエンドウです。豆は丸くておいしいですが、大きくなるまでは育てません。 とりたては、生で食べるととうもろこしのように甘いです。 |
グリーンピース | こちらも不思議な食べ物で、完熟させて、緑色をした奇妙な種を食べます。
なぜか、種が緑色なんです。 そして、丸い。大豆は丸くないのにグリンピースは丸いのです。なにか不思議なたべものです。 飾りとしての役目を100%果たしている豆です。 |

豆の種類-そら豆
豆の種類 名称 | 説明 |
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一寸 | 大阪府の品種です。 |
大和早生 | 大阪府の品種です。 |
芭蕉成り(陵西)一寸 | 大阪府の品種です。 |
長莱早生 | 大阪府の品種です。 |
芭蕉成り一寸 | 奈良県の品種です。 |
おたふく | 奈良県の品種です。 |
房州早生1寸 | 東京都の品種です。 |
さみどり | 長崎県の品種です。 |
河内一寸 | 千葉県の品種です。 |
房州早生 | 千葉県の品種です。 |
静岡極早生 | 静岡県の品種です。 |
早生蚕豆 | 静岡県の品種です。 |
さぬき長さや早生 | 香川県の品種です。 |
清水一寸 | 愛媛県の品種です。 |
天草小粒 | 熊本県の品種です。 |
その他の豆の種類(海外で栽培されるものも含む)
豆の種類 名称 | 説明 |
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落花生 | 南京豆、ピーナッツとも呼ばれています。 |
レンズ豆 | |
うずら豆 | |
四角豆 | 沖縄県で多く栽培されていて、料理でサヤごと天ぷらにして塩で食べたりすると、とてもあっさりしていて美味しいです。 |
ひよこ豆 |
コーヒー豆の種類(マメ科ではない)
豆の種類 名称 | 説明 |
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ブルーマウンテン | 最高級コーヒ豆なんて言われています。
一度は、これだけを飲んでみたいです。 |
モカ | 酸っぱい豆として有名なコーヒー豆です。 |
キリマンジャロ | 癖のない味が売りの飲みやすい豆です。 |
サントス | |
グアテマラ | さっぱりとした美味しい、飲みやすい豆です。 |
ブラジル | |
ハワイ コナ | ハワイで粉という日本語をコーヒー豆のブランドにしたものです。 |
インゲンマメ属とササゲ属とダイズ属
いわゆる、ダイズ、小豆、インゲンなどは分類上は、ダイズはダイズ属ですが、小豆とササゲがササゲ属になり、インゲンマメはインゲンマメ属になります。
インゲンマメ属とササゲ属は非常に近く似通っています。これらの間を移動する種もありました。
分類上の名称 | 説明 |
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ダイズ属 | ダイズ、枝豆など |
インゲンマメ属 | インゲン豆など |
ササゲ属 | 小豆、ササゲ、緑豆もやしなど |
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