バラの苗の鉢は植え替えが多いから自作でいい!?
バラを挿し木で増やすことは育種権が切れた古い品種であれば問題なく、庭を気に入ったバラで埋め尽くしたいなと思った時に10株、20株、100株とバラの苗が必要になります。
古い品種でも大苗で買えば3,000円くらいするでしょうし、3,000円を100株買ったら30万円となります。
なかなかの贅沢になりますですのでこういったことは一般人には不可能な話です。
ウィンザー城には1つの品種を数千株も植えているというそうです。1株は1mくらいの幅にしか広がらないものが多いので広い面積を覆うとやはりそれなりにバラの苗が必要になってきます。
つるバラは1株で大きな面積を覆ってしまいます。
木立性バラは3株くらい植えないと見栄えがしないものもあります。
やっぱり自分でバラの苗を育ててみたいですよね?
一時的にしか使わない育苗用の植木鉢になりますので、バラの苗の鉢は自作でいいと思います。
バラの苗の鉢の自作方法
- 2Lのペットボトルを用意します。
- 口が広くなったところからカットします。これで容量は2L程度確保できます。
- 用意したペットボトルをカッターでカットしました。
- キリやドライバーセットの穴あけなどを使って鉢底に穴を開けます。底面よりも側面の方が柔らかくて開けやすいです。10個くらい開けておき、後で育てながら調節します。
- 9cm角 深さ20cmの角鉢が出来上がりました。
- 屋外に置くときはいくつかをまとめて紐で縛っておくと転倒しづらくなります。
楽天市場からのおすすめ商品
気になった商品はカートに入れてキープすると後で探しやすくなります。
バラの苗用の鉢を自作するメリットは?
これは緑茶の香り漂うGreenTeaがよく似合うバラにおすすめの育成用の苗の鉢です。
苗の鉢なんて一時的なものです。ゴミになるものですから買っても1年後にはゴミとなります。
そんなゴミを挿し木で増やした10本のバラの苗のために買っては捨てますか?
苗は小さいうちからいきなり2Lの鉢に植えるなんてことはしません。徐々に大きくするものです。
ご想像の通り500mLペットボトルでも同じことができますので挿し木をして発根したら、小さいうちから甘やかさずに根を充実させたいんだと思った方は500mLからスタートしてください。
ただ、夏場の水やりがハードになります。それを覚悟した上でやるといいと思います。
このサイズの深型の安い育苗ポッドが無いから価値がある!
はっきりいって、ホームセンターに売っていないんです。ネットで探せばあるかもしれませんが送料がかかってしまいます。
趣味で10株増やして庭中に植えまくりたいという場合は苗の育成に高い植木鉢を買うことはできません。
育苗ポッドでこれだけ深型のもので2Lの容量の鉢なんて安く買える訳がありません。
500mL PPで作れる小さいサイズなら普通に売っている10cm径の育苗ポッドでいいと思います。
バラは深型鉢の方が良いとは言われますが、最初の小さい育苗ポッドに深さは求めても意味がありません。
だからこそ2Lペットボトル鉢なのです。
これに挿し木で発根した苗木をいきなり植えてもいいと思います。
赤玉土でも入れておけば水はすぐに下に流れてしまいますから十分に根の発達に貢献すると思います。
容量がある程度まで根が張っていれば夏場に枯れるリスクも減るはずです。
100%ペットボトル再利用の植木鉢だから環境に優しい!
80%リサイクルプラを使っているから環境に優しい角鉢がありますが、環境にいいからといって高いのは厳しいものがあります。
鉢に意匠性があってそれで育てられるというのなら意味があると思います。商品ブランドの1つの要素です。
でも、育種権が切れたバラを自分で挿し木で増やしたときにはできるだけ環境に優しいリサイクル鉢で育てたいものです。
そして、お財布にも優しいのですから最高です。
2L鉢で育成したら地植えや本当の植木鉢に植え替える
1年も育成すればいいと思います。
その1年のために場所と植木鉢を買うのがもったいないということでこのようなコンパクトで無料で環境にも優しい100%リサイクルの育苗ポッドを考案しました。
これを使えば1年間はストレスフリーで育てられることでしょう。
といっても思いっきり大きくしてみて下さい。そして翌年に向けて冬場に本気の定植を行って下さい。
そうすれば、春に若苗を買って育てているのと同じペースで育成できるかもしれません。
挿し木して翌年に大苗にできれば最高ですね。
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