サツマイモの葉、茎、根の特徴-害虫、病気、根腐れ-葉脈、断面、道管、太さ、広がり、写真-食べられる?一茎も佃煮
サツマイモの葉、茎、根の特徴
植物のなまえ(和名) | サツマイモ |
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植物のなまえ(英語名) | sweet potato |
学名 | Ipomoea batatas L. |
葉のタイプ |
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茎の太さ、長さ | 茎の太さは、苗を植え付けた最初から生長が終わるまでずっと同じくらいで、直径5mm程度です。
しなやかさは栽培後半まで失われず、柔らかいままです。ただし、紐のようにロープのようにものすごく丈夫な繊維で、ひきちぎれません。 長さはとても長く伸びていきます。あまりにも伸びるので、途中でツルをひっぱって、元の位置に戻します。長さは10m以上に伸びているのではないかと思います。 |
根の太さ、張り方 | 根は、おなじみのサツマイモです。 サツマイモは根の太い中心部分の根で、イモから回りに出ている毛のようなものが栄養を吸収する根です。 |
葉に現れる病気、症状 | |
根に現れる病気、症状 | |
説明 | ヒルガオ科の植物です。そのため、普段は見ることがありませんが、花はアサガオ、ヒルガオ特有の白くて中心が紫色の花が咲きます。
ヒルガオ科の仲間ですが、根が膨らんで澱粉を蓄えて甘みが増すため、根を食べるために栽培します。 茎は葉が付いている部分を食べることができます。コードよりも太くて丈夫な茎は通常は食べれません。 茎は葉ごと摘み取り、柔らかい新芽の部分を中心に集めていきます。 その後、スジがあるので、皮をとり、水につけてアク抜きをした後に、フキの佃煮のように、軽く炊いて食べます。よく煮込んで佃煮にしても美味しいですが、それまでに、無くなってしまうくらい美味しいものです。 食感はフキに似ていますが、ずっと弾力があって、クセや味などは無く、ひたすらに食感がいいものです。これはスジを取る作業が非常に大変なため、あまり利用されませんが、茎だけが売られているところもあります。 家庭菜園で栽培したら、ぜひ試してみたいものの1つです。 サツマイモは大変安く買えますが、甘いモノは非常に高く、石焼き芋として売られているものもなかなか遭遇しない、高価なため、なかなか、おいしいサツマイモを作って食べる機会は少ないものです。 家庭菜園で作っても、なんとか大きく肥大させることが精一杯で甘さまでは考えることもできません。どう考えても普通のサツマイモです。 さらには、下手をするとヒョロヒョロのサツマイモで、筋張ったイモができてしまい、硬くて食べられないということさえ起きます。 そういう中で、100パーセント美味しいサツマイモの利用方法が茎を食べることでしょう。これなら、失敗、成功にかかわらず、手間さえかければ確実に美味しい佃煮が得られます。 はっきりいって、こっちのほうが、イモよりも好きな人が多いのではないでしょうか?ただ、面倒だということが最大の欠点です。 戦国時代にはサツマイモのツル、茎を乾燥させて保存食にしていたといいますが、硬い方の主茎の方だったのか?葉が付いている柔らかい方だったのかは不明ですが、味噌をまぶして、縄として結って持ち歩いていてそれを非常食として食べたと聞いたことが有ります。 味噌の栄養価とサツマイモの茎の繊維の丈夫さを利用した最高の知恵だと思います。そう考えると、太い方の硬い茎のほうかもしれません。 とにかく、それくらい前からサツマイモは人々に身近に存在する植物だったのだということのようです。 |
さて、サツマイモは利益が出る農産物なのか?どうか?
それは貯蔵が効くので、安くなりがちなものです。
また、生産地では生産する数を制御したり、コントロールしていることも有ります。その産地で考えることです。
つまり、サツマイモを作るより、サツマイモの苗を作って売って、プランターセットとして販売して育ててもらえば、総人口数億人がお客さんになります。どっちが儲かるでしょうか?
サツマイモの葉の写真、裏側、葉脈

サツマイモの葉の形ってハート型だったのです。
葉が大きいことがいいサツマイモができる条件であったりもします。
成長が悪いと小さいままですが、条件がいいと大きな葉になります。
害虫知らずのサツマイモですが、葉が食べられることがあります。
結構な食べられ加減です。
しかし、根が大事ですから、そちらのほうへ被害が無ければ気にしていません。
サツマイモの茎の写真、太さ、断面、道管

これが主茎です。
ツルのようにずーっと伸びていきます。
サツマイモのツルは野菜界ではNo.1の長さかもしれません。
また、強さもNo.1です。
とても丈夫です。
地面と接地した全ての場所からは根が生えてきます。
そのため、ツル戻し作業が必要です。
一回引っ張りあげて全部を引っ張って戻します。
これで、地面についた根を切り、場所を確保します。
サツマイモの根の写真、太さ、広がり、細かさ

紛れも無く根です。
間違いないです。ジャガイモのように微妙な位置にあるイモではありません。
サツマイモは根です。
あきらかに根が伸びています。
ここが地下茎です。
しかし、物凄い太さです。
これだけたくさんのイモが一箇所から伸びています。
これだからこそ、食糧事情を改善するほどの効果があったのです。
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