雨が多いから市民農園を辞めたい!?
ほんとに日本は雨が多いですね。
これだから飲水には困らないのですが水害が多くて困ります。
そして何よりも家庭菜園を自宅の庭やベランダではなく、少し離れた市民農園を借りて耕作している人にとっては絶望的なものになります。
雨が増えたせいで耕せない!
定年後に市民農園で耕作している人は少ない方でやはり、現役世代が多いという感じがします。個人的に空き地を借りて耕作している人は定年後の人が多いようです。
まあ、どちらかというと定年するまで働いたから農地も何とかして手に入れるのが格好いいと思います。
市民農園は5年という期限付きですので定年後の人が続けるのには不向きです。
それが狙いなのかもしれません。
そこで現役世代に限って言うと土日や休日が耕作する曜日となります。
しかし、これが雨が降るとその日はもちろん、次の日にも土が重たくなってしまい耕すことができません。
そもそも雨の日に遠く離れた畑に行かない!
プロじゃないんですから、どうして雨の日に楽しい家庭菜園ができるのかわかりません。
市民農園は楽しくやらないといけません。
何かツライことを楽しみにしてやっているのを得意げに話しているのはちょっと痛いかもしれません。そんな苦労したいならいくらでもさせてやるという感じでしょうか。
苦労は他のところでしてお金でも稼いでいたほうがいいでしょう。
見ることもできない土地に毎年数万円払い続ける日々
庭やベランダなら雨が降っていても家の中から覗けますし、出ることも出来るでしょう。
作業も少ないので別に雨がやんだ時にやればいいやという量でしかありません。
これが面積が増えて遠い場所となるともうだめです。
こんな苦行をする人はいません。
見るのも億劫になります。
どうして雨だけど畑見に行く?
という発想になるのでしょうか?
最初のうちは
「畑見に行く?」
という気持ちもあるのですが、雨が降って草抜きもできず数ヶ月経過した土地を見た時に全てのやる気が喪失します。
雑草に覆われたらもうやる気がでないものです。
雑草が生えないように耕作していないと取り上げられる?
もともと耕作放棄地になってしまうと税金が雑種地の扱いになって高くなるのが嫌で市民農園として貸し出しているわけですから、その市民が雑草をぼーぼーにしていたら意味がありません。
もしほんとに雑草に覆われなように管理しろといわれたら無農薬では週1日以上草抜きをする必要があります。
夏場は2,3日に1回です。
これができなきゃ辞めたのと同じとみなすと言われたら不可能です。
でも、それが適正な作業量となっています。
週に1~3回作業に来れないと畑は崩壊する!
現代の日本は梅雨と春夏秋冬という季節感はなくなり、
乾季と雨季という2つの季節に変わったと言っていいでしょう。
乾季は冬の2,3ヶ月だけです。
それでも雪がふります。
雨季はそれ以外と言っていいでしょう。
春雨、夏雨、秋雨、冬雨、という文字が変換されるようにどの季節でも雨が降り続くものです。
梅雨なんて気のせいです。
ほぼ、春が始まると雨が降り続いて頻繁に豪雨が警戒されます。
もう昔とは違うんです。
雨季に入ったら畑の作業ができる日はランダムに50%くらいの日になるとします。
ここで土日しか作業できない人はほとんど作業ができなくなります。
月に1回しかチャンスがない!
でも、その日だけじゃ終わらない。
畑は苗を植えたら終わりだと思ったら大間違いで、その後の雑草抜きが大事です。
これをやらないと収穫0なんてことも普通です。
そして、家庭菜園は夏がメインです。
GWまでに植え付けを済ませることが至難の技ですが、どうにか雨をかわして4月くらいから天気がいい日に作業を勧めていき、無事GWの大雨の前に済ますことができたとします。
これであとは雨が降ろうともほおっておけば勝手に育つはず。
それは雑草も同じです。
GWまでに植え付けるのはなんとかできるものなんです。
1ヶ月くらいの間がありますから、そこで土日に1、2日くらい晴れた日があったら耕して植え付けを済ませてしまえばどうにか間に合います。
でもこれは相当手慣れた人じゃないと無理です。
そして、植えた後に雨季が本格化する梅雨に入ります。本州が6月が梅雨入りなんていいますが、梅雨の走りといいつつ5月から雨続きです。
というわけで梅雨に向かって植え付けるわけです。
これでも生産者は毎日さぎょうできますし、雨は野菜にとって悪いことでもないので育ちます。
でも、市民は植え付けた後雨が続いて、晴れた土日は1ヶ月後、2ヶ月後となるわけです。
こんなに経ってからいっても絶望するだけです。
そして、辞めようと決意するわけです。
でも、夏の雑草を目の前にしてこれを抜かなきゃ返せないと考えると辞めることもできません。
そして放棄が始まります。
市民農園の耕作放棄です。
普通です。
普通の人は背丈の雑草の区画を見て夏の勢いを想像したら、これに活には除草剤しかないということに気が付きます。
でもそれをやったら周りの人に迷惑です。
そんなわけで1年位放棄したあとに冬枯れした雑草を片付けて返却して辞めるという流れができています。
もう、5月の植え付けとその後の土日に雨が降り続いたら、その市民農園は引退者が続出することになります。
天気から来年の貸し出し状況を予測することもできるでしょう。
というか、今の天候は人類の時間では変わらないのでもう、市民農園というシステム事態が危機にひんしているといっていいでしょう。
〇〇狩り、収穫体験、といったサービスに変えて、その場で美味しいレストランを出すのが最高でしょう。
まさかこんな日が来るとは思いもしませんでした。
でも、これ外壁塗装の作業にも影響していて、ほんとペンキ塗る暇がないっていうので工期が延びたら仕事が減って大変だっていうものです。
依頼するのも乾季のときだけになりますから冬の一択ですよ。
そこの3ヶ月だけしか仕事がなかったら終わりです。
もうほんとこの気候変動が与える影響は大きすぎます。
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