市民農園はハード過ぎる?辞める理由は?
市民農園がありますがそこで畑の区画を借りて10坪程度からもっと小さな面積を耕作して楽しめる場があります。
これは最初はいいと思ったのですが辞めていく人があとを絶ちません。
国がやっている市民農園は期限が5年間となっていて物足りないという人も多く、規制緩和で民間が運営する市民農園が増えています。
民間が運営すると水道が付いたり、トイレがあったり、農機具が貸してもらえたり、アドバイザーが居たりしてサービスが充実しています。
その代わり高くなってきます。
国がやっている従来の市民農園であれば自動的にいっぱいに埋まるので安定収入となるのですが、民間委託型の場合には区画を借りてくれる人が居ないとお金が入らない契約の場合、上手い運営企業でないと収入が減ってしまいます。
さて、どうして人は市民農園を辞めてしまうのでしょうか?
市民農園を辞める理由とは?
いくら頑張っても農家になれないことに気づいた!
おそらく、若者、現役世代の仕事不足や高齢者の仕事を探すことが非常に厳しくなってきた現代において就農を考える人も多かったはずです。
その中で思わず、農家になるにはどうしたらいいんだ?
まずは自分でやってみよう!
と思って、農地で耕作してみたくなります。
そのときに市民農園を借りるのですがいくら頑張っても農家になれないと気がつくのです。
そういう仕組です。
農家になるにはどこかの農家にでっち奉公しないといけません。
他に方法があるかもしれませんが、新規就農はそれくらい難しいものがあります。
さて、どうして市民農園をはじめてしまったのでしょうか?
それはJAへ電話して「農家になりたいんですが?」と聞いてみると、たしなめるように「市民農園とかやっていますか?」みたいなことを聞いてきます。
ようするに、ちょっと現実を知って頭を冷やして一次産業じゃない仕事を探して下さいということを言われる場合があります。
もっともなことです。
そんなことを真に受けて思わず経験や知識となって履歴書にかけるのかな?
と思って始めてしまう人もいるかもしれませんが、何も起きません。
庭が欲しかった!
ほとんどの人がこれなんですが、まずどうして土地が欲しいのか?
住宅地では土地は高くてもったいなくて、庭として遊べる土地なんて残していません。
もう、雑木林や農地でさえ宅地になっていって、最後は家しかない山ができあがります。
家しかない谷とか山がたくさんあって、小川が昔ここに流れていたんだってさ。。
という伝説になるくらいの次元で地面が消えていってます
そうなると人々は癒やしを求めて自分の庭が日当たりが悪いのでもっと広いところで地面を耕したり深く掘って遊びたいと考えます。
宅地で地面を掘ると、前の家の解体の残土処理で出た石が大量に出てきます。
また、水道管や下水管、ガス管が埋まっていてとても掘ったり耕したりできません。
木を植えることさえためらわれるものです。
まるで木を植えたから下水管を壊したんだ、あなたが悪い!
隣の家に伸びてしまったのは木を植えたあなたが悪い!
というように避難をされることがあります。
もうそういうのが嫌だから草が1本も生えていない庭にしてしまう家もごくまれにあります。
地面はコンクリートで覆い何も生えなくします。
こんなの庭ではありません。地面が出ていない庭は庭ではなく、ただの通路です。
市民農園はプライベートスペースじゃない!
市民農園へ行くと自分の庭の延長のつもりで自由にしていいかと思いきや、全く自由がありません。
ああしてください。こうしてください。
しまいに、野菜はこうやって育てるんです。
やることまで指示されます。
こんなに言われて隣の区画の人や遭遇する人々とはフェンス1つ付いていません。
ましてや目隠しも有りませんから、全てをさらけだして見せていかなくてはいけません。
一人が好きな人には不可能な場所です。
好きなものが植えられません。
野菜じゃないと白い目で見られます。
また、となりの人が居ると仕事のように作業に集中してただ黙って帰ってくるようなものです。仕事ですね。
不快な人や不審者もいる!
民間の市民農園では、よく借りる人をチェックしているからといいますが、全くそれはありません。
何もありません。
国がやっている市民農園は全くの抽選です。
というわけで、不快な人はもちろん、怪しい人や不審者の方もいる場合があります。
こういった場合は運だと思って辞めるしかありません。
だって、もう変えることができないわけですから。
民間委託の場合は区画を移動することもできますが、また面倒なことが多いので移動先でどうか分からないから困ったものです。
だいたい、何人かはいるものです。
ただ、そういう人がたまにしか来なければいいのですが、毎日来ている、朝から晩まで来ている、それも隣の区画にいる。
となると辞めるしかありませんね。
いい年した大人が泥遊びなんかしてる場合じゃない!
農地は仕事で使用するか、他の産業で稼いだお金で農産物を買って生産者を支援するか?
そういう使い方をするものです。
体験のために開放した、農地が余って耕作できない人が増えたということがありますが、もうそんな無駄な作業にいい年した大人が何年も同じことを毎年やってる場合じゃありません。
数年やれば一通り勉強できます。
いい加減、覚えたら卒業しましょう。いつまでも同じことをやっているのはほんとうに意味がありません。
仕事ではないのですから。
次に新しいことを知るために違うことを始めましょう。
そういうのを全く考えずにやっている人はやっぱり、世間一般の間隔とはずれた人が多くなってくるのではないでしょうか?
こんなことが一般的な人が辞めていく理由になります。
作業がハード過ぎる!
なんで野球少年でもないいい年した大人が泥だらけになって一日中腰を痛めながら砂場のような場所で土まみれで作業しているのでしょう?
こんなこともおかしなことです。ほんとに日本は平和です。
こんな暇ないわけです。
外国では。
高齢になったとしても。
そして、作業がハードすぎます。
全てが重たい、低い位置での作業。
どう考えても庭いじりの延長とは言えません。
耕すのだってめちゃくちゃ大変ですよ。
野菜なんてプランターで育てられるのに、地面を耕して育てるとものすごい大変な重労働になります。
プランターなんて深底があって容量はいくらでも増やせます。
耕すのなんてひっくり返してまた入れるだけで済みます。
支柱をたてるのもただ刺せば固定されるのでいいわけです。
畑だとこうはいきません。やぐらをくんで補強して、、、台風に備えて、、
こんな敢えて大変なことをやり続けていこうという人はあまりいません。
庭で野菜を作るのとは訳が違います。
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