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ボレロの特徴と育て方は?
ボレロはメイアン社のとても花つきがよく香りの強いバラです。白バラでもトップクラスの人気を誇ります。
ボレロの品種の特徴
日本語名 | ボレロ |
英語名 | Bolero |
作出者 | Meiland社 |
作出された年 | 2004年 |
作出された国 | フランス |
コンクール受賞歴 | |
系統 | FL(フロリバンダ) |
開花タイプ | 四季咲き性 |
花の大きさ | 10cm(大輪)、花弁75~80枚 |
花の形 | 八重咲き、ロゼット咲き |
樹形 | 木立ち性、シュラブ樹形 |
樹高 | 80cm~100cm |
芳香 | フルーツのような強い香り。石けんによく使われる香り |
開花時期と花持ちは?
春から晩秋まで休むことなくひたすら咲き続ける完全な四季咲き性を持っています。花の数も多く、花持ちも長く花弁が波たつ丈夫な花が咲きます。
夏でも冬間際でも開花します。夏場も大輪とはいきませんが、小さいながらも花の形は崩れません。香りはちゃんとありますのでお得なバラです。
秋の開花は?
秋バラも最高にいいです。開花も問題なく、一斉に咲かせるために10月中旬からさかのぼって一斉に選定をしてもいいと思います。
すぐに蕾が付いてきますので日数にあまりこだわる必要はありません。
とくに夏選定を意識しなくてもほとんど問題ありません。
茎にトゲは少ない?
トゲは物凄く強烈で痛い品種といっていいでしょう。
こんなに痛いバラはなかなか無いというくらいにトゲの性能は優れています。バラのトゲの性能とはバラがトゲを持っている意味として食べられないためによくささる、枝がひっかかかって支え合う能力というものです。
トゲはただ大きければ危ないというものではありません。細く尖っている部分の長さが長いほど危険度が増します。
素手で世話をすればほぼ間違いなく刺されることでしょう。
あまりに深く刺さると傷口が水ぶくれのようになって治るのに時間がかかることもあります。ゴムや革の手袋だけでなく、目などは保護するためのゴーグルを付けたいところです。幸いにしてボレロは背が低いコンパクトな品種なのでつるバラのように枝が顔に向かって襲いかかってくることはありません。
素手で触らなければとくに恐れることはありません。
蕾の様子
蕾の状態はピエール・ドゥ・ロンサールのように白と淡いピンクの組み合わせがとても美しいバラです。開花すると白一色に見えますが、中心部はほのかにピンクがかった色が残っています。蕾の状態はこれが強く現れています。
とにかくよく蕾が上がってくるので育てていて一年中飽きることがありません。とてもお得なバラです。
葉の様子
ツヤツヤの照り葉で光沢があります。
この光沢から分かるように病気には強いです。
害虫にも食害されにくい強い葉をしています。
強い葉というのは見た目に表れています。
弱い葉は光沢がなく薄くて柔らかくてベロとした感じのものです。虫も美味しいのかよく食べに来ます。
ボレロなどのような椿の葉のような光沢があるバラの葉は病気や害虫に強い傾向があります。
ベーサルシュートの様子
ベーサルシュートの発生はあまり良いとはいえません。
樹勢が弱いので枝を大事に育てていきましょう。花がよく咲くということは花を咲かせることにパワーを使っているので樹勢が弱いということになります。
花が咲かなければ樹勢は強くなるはずです。
綺麗な花が咲かないときは蕾を摘蕾して枝葉を育てるのも1つの手です。
ボレロに適した仕立て方は?
コンパクトな木立ち性のバラです。フロリバンダなので地植えにするとある程度は横にも広がります。
いくつかまとめて植えると街路樹のように大きな面積を白いバラの花で見せることができるでしょう。
鉢植えは元々小さいボレロをさらに小さく育てることになりますので、あまりいじめるような選定はしないで優しく扱ってください。
地植えにしても1mちょいでそれほど大きくなりませんので前景バラとして植えるようにします。
配置は慎重に考えましょう。
ボレロなどの白いバラは他の色のバラと組み合わせるととても映えます。組み合わせるのもおすすめです。
鉢植えに向く?
鉢植えに向くかといえば、向くと言えるでしょう。
花がよく咲きますが、それほど大きいということではないので枝があまり太くならない方が綺麗に見えます。
鉢植えのメリットの1つに枝が太くならないことが挙げられます。
地植えのデメリットは枝が物凄く太くなって直径2~3cmになってしまうことです。
バラの花は株が大きくなってもそれほど変わらないのでほとんど茎を見ているような感じになります。
ボレロはトゲが大きくて長いので茎だけが太くなったらとても太いトゲトゲ棒の先に白い花がちょこっと付いているだけの感じなってしまいます。
樹勢が弱いのでそこまで太くなることはありませんが、鉢植えにして細い枝で楽しんでも風情があっていいと思います。
もちろん、フロリバンダなので地植えにして何本か植えて茂みのように育てても茎は見えなくなって花だけが目立つのでいいものです。
ボレロの新苗や挿し木苗は売っている?
ボレロは樹勢が弱く高さが1mを超えることは珍しいというくらいのコンパクトな樹形のバラです。
樹勢が弱いということは成長がゆっくり目なので挿し木をするにも発根するのに時間がかかります。樹勢の強いバラは早い日数で発根してどんどん成長します。
ボレロは成長がとても弱いのでとても樹勢が強い日本のノイバラを台木にした接ぎ木をすることによって早く成長するようにして苗として販売されています。
これが接ぎ木じゃなかったら?
恐ろしく成長に時間がかかるということになります。
もしかしたら接ぎ木じゃないと成長させるのがとてもむずかしいというくらい弱いものができるかもしれません。
そんなこともあって、個人で楽しむにしても挿し木を作る意味はあまり感じられません。
育種権の設定があることはもちろんのこと、挿し木で増やした苗が流通することはないでしょう。
挿し木苗を自分で作るには「【ティッシュペーパーを巻く方法が激的に簡単!増えても困る?】バラ(薔薇)の挿し木のやり方」が参考になると思います。
*種苗法により登録品種は増殖したものを譲渡や販売すると処罰される可能性があります。
ボレロの気になることは?
ボレロ バラについてどのようなことを気にしている人が多いのでしょうか?
- ブログ
- おすすめ
- 育て方
- 香り
- 地植え
- 特徴
- 鉢植え
- オベリスク
以上のようなことを調べている人が多いようです。
ボレロを実際に育てている方のブログがみたいと探している方が多いようです。
苗の段階でかなりの花がついているのでもう他のバラよりもひときわ目立っているはずです。それを見てどういう感じなのかなとガーデナーの育てている様子を見てみたいというのは一番いい方法です。
地植えと鉢植えですがどちらでもおすすめです。ただ、オベリスク仕立てにはできません。1m程度の背丈になりますし、フロリバンダで横にふわっと広がった感じなるのであまり合わないと思います。
香りは最高に強いです。この香りは石けんでよく嗅いだことのある香りです。フルーツと表現されますが、南国のフルーツの香りですが、レディエマハミルトンのような柑橘系の香りとは全く異なります。モワッとこもる感じの香りが好きな方にはいいと思います。
特徴はとにかく冬までよく花が咲く、病気に強い、香りが強い、トゲが多い、樹形がコンパクトぎみ、ということでしょう。
おすすめするかといえば、かなりおすすめできます。
白バラの代表選手といえるでしょう。
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